今季最終打席でサヨナラお膳立て 大谷「毎日楽しかった」
二刀流が最後に意地を見せた。
エンゼルス・大谷翔平(24)が30日(日本時間10月1日)、アスレチックスとの今季最終戦に「3番・DH」で出場。相手先発のアンダーソンに左飛、一ゴロに抑えられるなど、今季苦戦した左腕に封じ込まれたが、今季最終打席で見せ場をつくった。
2―4と2点を追う九回の第4打席だった。先頭で打席に立つと、この回から登板の右腕ハッチャーの直球を捉えて中前にはじき返した。続くマーテイの左翼線を破る二塁打で、俊足を飛ばして一気に生還。1点差に追いつくと、5番ウォードの一発でチームはサヨナラ勝ち。消化試合ながら、
大谷の安打を足がかりに、今季最終戦を白星で締めた。
今季開幕から二刀流で起用された大谷は投手で10試合(計51回3分の2)に登板して4勝2敗、63奪三振、防御率3.31。打者では104試合で326打数93安打の打率2割8分5厘、22本塁打、61打点、10盗塁だった。
この日の試合を前にメジャー1年目のシーズンを総括した大谷。「長いシーズンだったけど、無事に終えることができてよかった。毎日、本当に楽しかったですし、このチームでプレーできて幸せだった」と笑顔を見せた。