3年前の因縁再び「広島誠也VS巨人坂本」セ3冠のし烈な争い
広島の鈴木誠也(24)が24日の巨人戦で豪快な一発を放った。
初回、坂本勇人(30)がリーグトップに並ぶ14号で巨人が先制。しかし、直後の二回、今度は鈴木がヤングマンの初球をセンター右へ14号同点ソロを叩き込んだ。鈴木はこれで一時、リーグ3冠に躍り出たが、五回に坂本勇がこの日2本目となる追撃の15号で単独トップに立った。
24日現在、鈴木は打率.340(単独1位)、打点36(単独1位)、本塁打14(2位タイ)。一方の坂本勇は打率・339(単独2位)、打点33(3位タイ)、本塁打15(単独1位)。セの3冠を激しく争うこの2人には、3年前の“因縁”がある。
広島が25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年、鈴木は流行語大賞の年間大賞に選出された「神ってる」活躍で一躍有名になった。「タイトルよりチームの優勝。タイトルは優勝が決まった後に意識します」が口癖で、坂本勇と首位打者を激しく争っていた。リーグ優勝決定後、鈴木はこう漏らしていた。
「僕がいくら打ってもハヤトさんも打つから全然落ちてこない。あっちは3割5分近いんだから追いつきませんよ!」