セ新の36戦連続出塁 坂本の活躍で巨人は4番・5番に大重圧
巨人の坂本勇人(30)が12日、ヤクルト戦の初回の第1打席で中前打を放ち、開幕からの連続出塁を36試合に伸ばした。
これで1997年の金本(広島)の35試合を抜き、セ・リーグ新記録を樹立。83年にスティーブ(西武)がマークしたプロ野球記録の40試合にあと4に迫った。
2番の坂本勇はこの日、5打数2安打で相手の失策を含め、3度塁に出た。3番の丸も3四球。2、3番がこれだけ塁に出ても、チームはわずか1得点に終わった。5番の亀井は19得点で大勝した10日のヤクルト戦後、「(4番の岡本と)2人で話すんだけど、2、3番(坂本勇と丸)の出塁率が本当に凄くて、2人で『プレッシャーがかかるな』と話をしている。その後の奈良県民(4番岡本、5番亀井)がしっかり打てばチームは勝つと思う。もう少ししっかりしないといけない」とお立ち台で言って、観客の笑いを誘った。岡本も隣で「打線のつながりをいつも僕が切っていたみたいなもの。常にチャンスで回ってくる。何とか走者をかえせるように頑張ります」と自虐的に話したが、これは冗談のようで冗談ではない。今や切実な問題となっている。