巨人は首位浮上も…守護神マシソン“傷だらけ”で離脱危機
「全くトレーニングが行えない時期があったそうです。2月のキャンプに参加していないし、3月に来日後は、左膝のリハビリと同時に体力や筋力を戻すトレーニングから始めないといけなかった。投げる以前の作業が多く、本人が言った6月復帰は希望的なもので、まず間に合わないと思いました」(ファーム関係者)
が、チーム状況が復帰を急がせる。新守護神のクックが4月に右肘痛で離脱し、一向に戻ってこない。昨季からいわれる課題の救援陣は今季も不安定なままだった。マシソンは絶対的なセットアッパーとして4年連続60試合登板。原監督の2015年までの第2次政権を支えてきた最大の功労者でもある。
「だからでしょう。原監督や一軍首脳陣は『投げるのはまだなのか?』とマシソンの動向、状態を常に気に掛けていた。フリー打撃で登板すると『実戦はいつなのか?』とファームの首脳陣をせっついた。当然、復帰ロードは早まります。でも、左膝の手術明けでもあり、走り込みができるようになったのは5月に入ってから。本当はもう少し時間が欲しかった、とファームのコーチは感じていたのではないか」(同)