やっと走れるようになったばかりの5月15日に二軍戦で実戦復帰。二軍ではわずか4試合4イニング、防御率6・75で昇格を果たした。交流戦開幕の4日の楽天戦から一軍に合流。復帰登板後、原監督は「結果的にあのイニングを森福、マシソンで0点に抑えたということは、巨人の中でも非常に意義は深い。彼のファイティングスピリット、強い闘争心が、病気もケガも早く回復させた。敬服する」と手放しの喜びようだった。
この日、広島が敗れたため、巨人は1カ月ぶりに首位に浮上した。が、精神的支柱でもあるマシソンが離脱するようなら一大事。復帰を焦らせ、状態を見極められなかった原監督ら首脳陣の罪は重い。