守護神マシソン抹消で連敗…巨人勝利の方程式は完全崩壊

公開日: 更新日:

 巨人の守護神を務めるスコット・マシソン(34)が29日、左膝痛で今季初めて登録を抹消された。

 マシソンは20日の広島戦で逆転サヨナラ2ランを浴び、26日のヤクルト戦では1点差の九回に同点に追いつかれるなど、2試合連続でセーブに失敗していた。

 暗雲が立ち込める中、この日の中日戦に高卒2年目の高田萌生(20)が先発。しかし、初回に四球を挟む4連打などでいきなり4点を失うなど、2回を63球6安打4四死球で6失点KOとなった。高橋由伸監督は「いい球もあった。ここ(一軍)で投げたことがまずは第一歩」と責めなかったが、2番手で3失点の中川には「踏ん張って欲しいよね。(マシソンの抹消は)痛いけどしょうがない。(抑えは)沢村で考えている」とムッツリである。

 マシソンは2013年から昨年まで5年連続50試合以上に登板。メジャー復帰の可能性があった昨オフ、球団関係者は「どんな補強よりマシソンの残留交渉が最優先」と言うほど、毎年フル回転してきた絶対的存在だった。

 勝利の方程式では、開幕から抑えを務めたカミネロがコンディション不良のため二軍調整中。不振の上原も27日に登録を抹消された。開幕時の勝ちパターン4人で現在一軍には沢村しか残っていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇