やっぱりフィニッシュの精度は日本サッカーの永遠の課題
試合後の公式会見ではイングランド代表監フィル・ネヴィル監督の『もし私のチームであのような愚かな態度をするものがいたら、二度と代表へ呼ばない。まあ、そのような選手はウチにはいないが』と罵っていた姿が印象的だったが、試合中は紳士を振る舞い、試合後には相手をなじる裏腹な態度に筆者から言わせれば、どっちもどっちだろうと言いたくなってしまったのだが……。
■フットボール先進国での大会は厚みがある
現場へ来るまでは正直、ナメていた。しかしその想いは、早々と簡単に打ち砕かれる。それは、いちファン目線で見ても十分に楽しめるエンターテイメント性を感じ取ったからである。
世界的コンペティションは、フットボール先進国で行うべきというのが筆者の持論でもある。
一喜一憂するファンが醸し出す心地良い雰囲気は流石だった。
強国の大半が、持って生まれた体格勝負的フットボールを展開する女子サッカー。サイドチェンジもパス一本でペナルティーエリア外からの力強いロングシュートだってある。これはこれでひとつのコンテンツとしての成り立ちを示していた。