柴山昌彦
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呆れた安倍内閣 「徳」なし総理の下「徳」なし大臣集まる
安倍晋三首相は東京・吉祥寺にある成蹊学園の出身である。成蹊は、旧制7年制高等学校の伝統を引き継ぐ名門校のひとつ。校名の成蹊の由来は、史記に出てくる<桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す>にある。その趣旨は「桃李の下には人が寄ってき...
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政策失敗でネタ切れ 鳴り潜めた安倍政権のスローガン政治
ようやく臨時国会が始まったが、安倍首相は所信表明演説からコケている。“やってる感”を演出してきたスローガン政治が、“ネタ切れ感”に変わったからだ。世論の半数超が反対する改憲案の国会提出をわめく前に、掲げた政策の大半が失敗していること...
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新閣僚の「政治とカネ」問題続々…臨時国会は火だるま必至
「全員野球内閣」というが、開幕前から負傷者続出。こんな状態で試合ができるのか。 24日に召集される臨時国会を前に、新閣僚の「政治とカネ」の問題が次々と浮上している。 先週、片山さつき地方創生相が国税庁に口利きする見返り...
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柴山文科相は通称“柴犬” 公募第1号の生粋の安倍チルドレン
改造内閣の最年少大臣だ。就任会見でいきなり、戦前・戦中の軍国主義教育に結びついた教育勅語は「現代風に解釈され、アレンジした形で、道徳などに使うことができる分野は十分にある」と発言し、物議を醸した。舌禍が心配されるひとりだ。 ...
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安倍「改憲」の焦点はただ一つ 少数説で争う時ではない
自民党総裁3期目に入った安倍首相の最大の関心事は憲法改正である。だから、党の憲法改正推進本部長に腹心の下村元文科相を充て、党議決定をつかさどる総務会長に同じく腹心の加藤前厚労相を充て、国民投票を指揮する選対委員長に盟友の甘利元経済再...
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シドロモドロ答弁必至 桜田五輪相“辞任ドミノ”第1号に浮上
“お友達”、滞貨一掃、派閥均衡――。ロクでもない大臣が顔を揃えた2日の新内閣発足で支持率は下落。醜聞探しに走るメディア関係者からは「的が多すぎて絞り切れない」との声が上がるほどのヒドい顔ぶれだが、2020年東京五輪の経費拡大問題の発...
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“右寄り”すぎる「全員野球内閣」 投げるボールも危険球
2日に発足した第4次安倍改造内閣。野党だけでなく、自民党内からも「在庫一掃の閉店セール内閣」と揶揄する声が上がる。安倍首相は「全員野球内閣で政策を進めていく」とか言っているが、ポジションがライトばかりで試合になるのか。メンバーの思想...