アベノミクス
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実質賃金の13カ月マイナスで思い出す…安倍元首相「10年前の発言」の答え合わせ
マイナスは13カ月連続だ。 厚生労働省が6日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比3.0%減となった。大企業を中心とした賃上げの...
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岸田政権の空隙を埋める元首相の亡霊 過去最大の新年度予算はまるで戦時予算編成
岸田首相の「アベシンゾウ化」が止まらない。当初、華々しく打ち出した「新しい資本主義」は中身が完全に空っぽで、その空隙を安倍元首相の亡霊が埋めてしまったようである。国民の暮らしを逼迫させるアベノミクスを踏襲し、統一地方選前にはバラマキ...
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さながら圧力団体 異次元緩和の非を認めない安倍派の異様
「アベノミクスは失敗ではありません。もし失敗して経済が悪くなっているのなら、われわれはとっくに選挙に大敗して政権を失っている」──。日曜の朝っぱらから、自民党の世耕弘成参院幹事長が吠えていた。 日銀総裁に経済学者の植田和男氏を...
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白川方明・日銀前総裁が“アベクロ”猛批判…アベノミクスを「壮大な金融実験」とバッサリ
日銀総裁候補の国会同意人事案の採決まで1週間となる中、アベノミクスの立役者である黒田総裁に対する痛烈な批判が話題だ。10年に及ぶ異次元緩和は国際競争力を低下させ、足元の輸入物価高を招いている。酷評されて当然なのだが、発言の主が言葉を...
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異次元緩和の修正など出来るのか やるなら歴代政権と黒田日銀の断罪が先
恐らく政権サイドのリークなのだろう。4月8日に任期満了となる黒田日銀総裁の後任に、経済学者の植田和男氏をサプライズ起用した舞台裏についての報道が盛んに流されている。 昨年の夏ごろから首相官邸で候補者リストが作られ、財務省や日...
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日銀総裁人事でもチラつく影 今なお国を歪める安倍の亡霊
やはり、安倍派におもねった人事案なのか。 政府は14日、日銀の黒田総裁の後任に経済学者の植田和男氏を起用する案を国会に提示。新たな副総裁に前金融庁長官の氷見野良三氏と日銀理事の内田真一氏を起用する人事案と合わせて、早期に国会...
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日銀「植田新総裁」は異次元緩和をやめるのか、やめないのか…サプライズ人事に市場狂乱
「ポスト黒田」は思いもかけない人物だった。4月に任期満了となる日銀の黒田総裁の後任に、元日銀審議委員で経済学者の植田和男・共立女子大教授(71)の起用が固まった。経済学者出身の総裁は戦後初。岸田政権は副総裁に、前金融庁長官の氷見野良三...
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年寄りにはタンス預金しかない ルフィの背景に黒田日銀の大罪
事件の話題がこれだけ長続きするのは、久しぶりだ。連日、大新聞・テレビを賑わせてきた「ルフィ」グループの幹部4人が日本に強制送還。ついに逮捕されると、大メディアは朝から晩まで大騒ぎ。まさにルフィ報道一色である。 フィリピンを拠...
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【日銀人事】黒田路線継承報道で円安、株高 「今だけ金だけ」が続く市場の刹那
国民生活がこれだけ物価高に苦しめられているというのに、“持続的なインフレ”を実現するためだとか言って金融緩和策を続ける日銀の黒田総裁が、4月8日にようやく2期10年の任期満了を迎える。政府は後任人事案を来週にも、2人の副総裁候補とと...
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少子化も経済停滞も歴代政権の大失政 なぜ下野しないのか、自民党
31日の衆院予算委員会。「異次元の少子化対策」を巡って、岸田首相は立憲民主党の長妻政調会長に厳しく追及され、やり込められた。 岸田政権は、6月にまとめる骨太の方針で、「児童手当の拡充」を少子化対策の目玉にしようとしている。与...
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4月退任までに何が起こるか 黒田日銀の断末魔と大混乱
もはや制御不能ではないのか。4月に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の退任を目前に、10年間に及んだ異次元緩和は断末魔の様相を呈してきた。 日銀は昨年末、イールドカーブ・コントロール(YCC)でゼロ付近に抑え込んできた長期金...
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日銀“様子見”出口戦略で大暴落 今後の株価、物価、景気はどうなる?
ついに日銀が異次元緩和の修正に踏み切った。「利上げではない」と黒田総裁は言ったが、市場はそう受け止めてはいない。 想定外の“サプライズ”に、20日は決定直後から為替も株価も大混乱。日米の金利差が縮まることから円が買われ、一時...
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日銀内で“反アベノミクスの乱”! 異次元緩和の根拠となる政府との「共同声明」改定へ
日銀は19日と20日、今年最後の金融政策決定会合を開く。会合直前に、異次元緩和の根拠となる政府・日銀の「共同声明(アコード)」が改定されると報じられた。いよいよ、アベノミクスの終焉が近づいてきた。 共同通信は17日、複数の政...
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岸田政権が「新しい資本主義」に進むためにはアベノミクスの総括が不可欠だ
石破茂元自民党幹事長が10月24日の内外情勢調査会での講演の中で「アベノミクス」について、「マネタリーベースを増やせば経済が回るというのは本当だったか、きちんと検証が必要な時だ」と語ったという。声を上げたのは偉いとは思うが、あまりに...
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アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される 「安倍・黒田勘定」で清算を
岸田政権、そして日銀は歴史的敗北に向かっている。ゼロ金利を続ける金融政策は旧日本軍の「インパール作戦」そのものだ。岸田首相、黒田日銀総裁、財務省の神田財務官。3者の頭にあるのは目先の円安阻止だけだ。 足元で繰り返される円買い...
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異次元緩和10年のツケを押し付け 庶民が黒田バズーカの尻拭い
世界中の中央銀行が、一斉に「インフレ抑制」に動いているのに、またしても黒田日銀はノーアクションだった。 予想通り、日本銀行は、28日に開いた金融政策決定会合で、現行の「異次元緩和」を続けていくことを決定した。異次元緩和を続け...
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政府・日銀の「矛盾政策」は英ポンド危機の二の舞にならないか
9月の企業物価指数が前年同月比で9.7%の上昇となった。これで19カ月連続だ。輸入物価指数は同48%増。円安の影響もあって上昇する中で10月の値上げラッシュを迎えている。 輸入物価高を食い止めるため政府・日銀は9月22日、1...
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円安加速「為替介入」約3兆円が1週間足らずで水の泡…年内弾切れ、物価上昇5%へ秒読み
日米金利差の拡大を背景にした円安進行に歯止めがかからない。足元の円相場は1ドル=144円台をウロウロ。政府と日銀は22日にドル売り円買いの為替介入を実施し、24年ぶりに抜いた「伝家の宝刀」によって140円台まで戻したが、効果は4日ほ...
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国民の間にも賛否 安倍大勲位を後世の歴史はどう評価
自民党の安倍晋三元首相の葬儀が12日、東京・芝公園の増上寺で執り行われた。 喪主は妻の昭恵氏で、岸田文雄首相らが参列した。その後、安倍の棺を乗せた車は午後2時半ごろに寺を出発。国会議員や党関係者、支持者らが沿道で見守る中、永...
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円も株もメタメタだ “岸田暴落”どう落とし前をつけるのか
岸田首相が言う「新しい資本主義」とは、政治は何もしないことなのか。日本経済も金融も時代の波に翻弄され危機的状況なのに、アホみたいに傍観しているだけで、今や円も株もメタメタだ。 20日の日経平均株価は先週末から続落。下げ幅は一...
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“岸田インフレ”深刻でも賃上げ無策…「最低賃金1000円目標」まるで安倍政権時代のコピペ
岸田インフレが深刻だ。物価がみるみる上昇しても賃金が上がらないからだ。ところが、先週閣議決定された「骨太の方針2022」での賃上げ政策は、驚くほどお寒い内容だった。 ■海外は物価引き上げラッシュ 労働者全体の賃金を底上...
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自民に勝たせたら万事休す 日銀・黒田大放言に庶民は鉄槌を
「家計の値上げ許容度も高まっている」──日銀の黒田総裁が大放言の釈明に追われている。6日、都内の講演で放った浮世離れ発言にネット上などで批判が集中。7日の参院財政金融委員会で「必ずしも適切な言い方でなかった」と発言を事実上修正した。 ...
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物価高なのに年金減額…安倍元首相がすべての“元凶”だった! 2016年に法改正断行の大罪
7月の参院選では、自民党政権に対する高齢者の怒りが炸裂しそうだ。 いま、年金受給者のもとに日本年金機構の「年金額改定通知書」が続々と届いている。「令和4年度の年金額は昨年度から0.4%の減額改定となります」という「減額通知」...
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「悪い円安」という言葉では正確な現状認識はできない まともな経済力学の逆襲が始まった
「悪い円安」という言い方に違和感を覚えます。そこには、基本的には円安は良いものだという発想が底辺にある。しかし、わざわざ「悪い」と接頭語を付けるのは、時代錯誤であり、精緻さに欠ける認識。日本は債権大国になって久しい。通貨の価値は上がる...
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円安どころか通貨危機 岸田政権打つ手なしで円クラッシュ秒読み
急速な円安が進む中、ワシントンで開かれた国際会議に出席していた鈴木財務相は日本時間の22日朝、米国のイエレン財務長官と会談し、最近のドル円相場について協議。およそ30分間の会談で注目されたのは、ドルを売って円を買う日米の協調介入につ...
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萩生田経産相が突然アベノミクス批判…呆れた「おまえが言うな」変節に透ける打算
3日のNHK「日曜討論」に出演した萩生田光一経産相。原油高騰の追加対策や対ロシア経済制裁の強化などについて語っていたが、聞き捨てならなかったのは番組終了間際の発言だ。「日本経済をどう立て直すか」と問われ、こう言ったのである。 ...
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アベノミクスの“成果”はすべて虚構! 国交省不正統計13~19年度も巨額カサ上げの衝撃
パンドラの箱が開いたのか。国交省の不正統計問題で2020年度の統計が約4兆円過大になっていた疑い──。朝日新聞が25日、報じた試算内容は衝撃だ。不正のあった「建設工事受注動態統計」はGDP算出の材料でもある基幹統計。そのデータが改ざ...
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安倍元首相が露骨な反撃!岸田首相の目玉政策に文句ブーブー「理解してる人はほとんどいないでしょ」
怒りは相当強いようだ。安倍元首相が岸田首相の目玉政策「新しい資本主義」を批判し始めている。岸田政権発足以降、岸田首相から“軽視”され、ロコツな反撃に出てきている。 ■「理解している人はほとんどいないでしょ」 安倍元首相...
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OECD1970年以降ワーストで“日本沈没”に出口なし 「コロナ禍回復」もビリから4番手
「すごいニッポン」が大好物のネトウヨはまたヒリヒリしそうだ。日本生産性本部が発表したOECD(経済協力開発機構)のデータに基づく2020年の日本の労働生産性は、時間当たりも1人当たりも比較可能な1970年以降で最低だった。当然G7ワー...
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国民を苦しめ、出口のないアベノミクスを踏襲する岸田政権の行く先
岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の実態はアベノミクスそのものだ。世界を襲うスタグフレーションにのみ込まれ、そのジレンマで早晩身動きが取れなくなるだろう。 アベノミクスは本来、金融緩和で巨額の財政赤字を支えると同時に、円安誘...