高校野球
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甲子園で151キロ右腕・平野大地に求めるもの 千葉大会優勝も決勝では起用せず
おかげさまで、今夏の千葉大会を優勝することができました。日頃からお世話になっている方々や保護者の皆さま、スタンドで応援してくれた方々、補欠のメンバーにも、この場を借りて心よりお礼申し上げます。誠にありがとうございました。 今...
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花巻東・佐々木麟太郎の進路は…本人はプロ志望でも「父親」と「甲子園の実績」がネックに
夏の甲子園大会出場校の甲子園見学会が7月31日、スタートした。 出場49校の中で、花巻東(若手)がトップで登場。2年春以来の出場となる高校通算140本塁打の佐々木麟太郎(3年)は、左打席と一塁の土の感触などを15分ほど確認し...
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夏の甲子園優勝は…高校野球に精通する3氏が徹底予想! この4校が仙台育英の連覇を阻む
全国各地で行われた高校野球の地方大会。30日は2大会で決勝があり、大阪では履正社が3連覇を狙う大阪桐蔭を3-0で破り、全国制覇した2019年以来、4年ぶり5回目の代表切符を手にした。東東京は共栄学園が九回2死から7得点を奪う大逆転劇...
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専大松戸、浦和学院、東海大甲府…甲子園出場校の監督が明かす「夏を制する酷暑対策」
欧州の熱波、北米の山火事や豪雨、そして日本も連日猛暑が続く異常気象……。WMO(世界気象機関)も「地球温暖化の影響で異常気象の頻度は増している。残念だが、これが『新たな日常』となりつつある」と声明を出した。 高校野球も、そん...
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甲子園球場「銀傘拡張構想」ようやく発表…水面下で行われていた阪神電鉄vs高野連の綱引き
必ずしももろ手を挙げて……というわけではないのかもしれない。 甲子園球場を保有する阪神電鉄が28日、球場の内野席上にある銀傘を一、三塁のアルプス席まで拡張する構想を発表した件である。 この構想は6月末、スポーツ報知が...
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慶応vs横浜だけじゃない…甲子園目指す球児とファンを悩ます高校野球「パイア問題」とは?
《球児の努力が台無しに…》《いやいや、運も実力のうちだ》──。第105回全国高校野球選手権記念神奈川大会の決勝で、慶応が昨夏王者の横浜を6対5で下した試合の審判をめぐり、ネット上で賛否が飛び交う事態が今も続いている。 【写真】こ...
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専大松戸が千葉県大会Vもエース平野は登板なし…プロ注目右腕の“直球病”にスカウトやきもき
高校野球の激戦区・千葉県大会を制した専大松戸は春に8強入りしたセンバツに続き、2季連続で聖地に立つ。 習志野との27日の決勝戦は両チーム合わせて27安打の乱打戦だった。先発の梅沢は2回と3分の1を投げ、4失点で降板。マウンド...
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横浜が世紀の誤審疑惑で慶応に大逆転負け…甲子園と地方決勝だけでも高校野球「リプレー検証」を
「高校野球にもリプレイ検証を導入してあげてください」 SNSでこう訴えたのは、タレントで歌手、そして横浜高の野球部OBでもある上地雄輔(44)だ。昨26日、高校野球神奈川大会決勝が横浜スタジアムで行われ、母校・横浜と慶応の対戦...
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開星高“ヤクザ監督”再任から4年目、71歳の現在地…島根予選ベスト8負け「私の実力不足」
「完全に、私の指導力不足でしたわ……」 全国高校野球選手権 島根大会。さる22日の準々決勝で立正大淞南に3-6で敗れ、こう言って肩を落としたのが開星高の野々村直通監督(71)だ。 監督として春夏の計10回の甲子園出場歴...
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常総学院の故・木内幸男監督との思い出 引退パーティー後の監督カムバック就任には思うところも
公立高の竜ケ崎一、藤代を経て2003年、私は春と夏の甲子園で全国制覇の実績を持つ常総学院(茨城)の監督に就任しました。 それまで指揮を執っていた木内幸男さんは名将中の名将。後任者は苦労するだろうから、何年か「中継ぎ登板」をし...
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大阪桐蔭・前田悠伍この夏初マウンドで2被弾…巨人は熱視線もエース左腕へのプロ評価揺れる
大阪桐蔭の最速148キロのエース左腕・前田悠伍(3年)が今夏初めてマウンドに立った。 24日の大阪大会4回戦、強豪・東海大大阪仰星戦に先発。公式戦では敗れた今春のセンバツ準決勝・報徳学園(兵庫)戦以来のマウンドとなり、12球...
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智弁和歌山、明徳義塾…相次ぐ波乱「甲子園常連校」早期敗退にプロスカウトにんまりのワケ
この状況にプロのスカウトたちは、ほくそ笑んでいるに違いない。 今夏の高校野球地方大会は全国各地で波乱が起きている。 初戦で散った智弁和歌山(和歌山)を筆頭に、明徳義塾(高知)、報徳学園(兵庫)、高松商(香川)、山梨学...
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高校時代はガリガリだった左腕に成瀬善久の投げ方を教えたら、4年後にドラフト上位候補に
今月上旬、神奈川・平塚で行われた侍ジャパン大学代表の直前合宿に行ってきた。 かつて臨時コーチを務めた教え子を激励するためで、まずはドラフト上位候補に成長した桐蔭横浜大の最速153キロ左腕・古謝樹(湘南学院高)に声を掛けた。 ...
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夏大会の勝敗だけじゃない! プロが見ている高校球児の“評価ポイント”をスカウトが伝授
全国各地で開催中の高校野球地方大会。今日も各球団スカウトがネット裏からリストアップした有望選手に熱視線を送っている。 球児にとってもアピールの場になっているわけだが、よほど名の売れた選手でもない限り、スカウト部長クラスが視察...
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プロ11球団が熱視線! 専大松戸「最速151キロ右腕」平野大地“掛け値なし”の評価と課題
高校野球界の激戦区・千葉。19日の5回戦で幕張総合を下し、準々決勝に駒を進めたのが専大松戸だ。この日は今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・平野大地が9回5安打2失点で試合をまとめた。目標はプロ一本という平野は、「暑かったけど、相手...
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高校野球の激戦区千葉で16強! 「光英VERITAS」快進撃の秘密を監督に聞いた
各地で開催中の高校野球地方大会。千葉県でじわじわと存在感を強めているのが光英VERITAS高校だ。 読み方は「コウエイヴェリタス」。16日は古豪・君津商との延長戦を競り勝ち、5回戦に駒を進めた。 学校名に馴染がない向...
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名将常総学院の故・木内幸男監督を語ろう 私が公立高教員から“職業監督”に転身した真意
実のところ、私は野球が好きなのかどうか自分でも分かりません。好きじゃないとこんな年までやってない? 確かに、それもそうかもしれません(笑)。でも、今まで2度、本気で辞めようと思ったことがある。 1度目は48歳で竜ケ崎一から藤...
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高校生投手の評価「進学」と「プロ入り」の分岐点とは…通用する要素が一つでもあるか
「プロのスカウトたちがよく、進学した方がいいってコメントを出しますよね。かつての松坂や田中マー君くらいの実力があればともかく、高校生は基本的に育成含みで獲得するんでしょ? なのに進学を勧めるってことは、箸にも棒にもかからないってことな...
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花巻東・麟太郎が「欲しい球団」と「いらない球団」…本人の気持ちはプロ入りへグラリ?
高校歴代最多の通算140本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎(3年)の高校最後の夏が幕を開けた。 13日の岩手大会初戦の盛岡市立戦に「3番・一塁」で出場。三回の第2打席で130キロ直球を中前へはじき返すと、その1本を起点に2点を...
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温暖化のせいだけじゃない! 近頃の高校球児が暑さにやられる理由
今年の夏も、とにかく暑い。 専大松戸のグラウンドがある千葉県松戸市では6月中から最高気温30度超えの日が続き、7月に入ると日を重ねるごとに厳しさが増す一方です。報道によれば今年の夏は全国的に例年以上の猛暑になるそうですね。 ...
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東海大相模は野球部弱体化…県大会2回戦でノーシードに大苦戦、目指すはラグビー強豪校?
“東の横綱”の称号は過去のものになりつつある。夏の甲子園出場を懸けた、10日の神奈川大会2回戦。春夏通じて5回の全国優勝を誇る東海大相模が初戦を迎えたが、ノーシードの湘南学院に五回まで0-4とリードを許す、大苦戦を強いられたのだ。 ...
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麻生vs菅が神奈川県予選で激突!ポスト岸田めぐる“前哨戦”?試合前からSNSで大盛り上がり
《このカードは注目だな》《これは何かを暗示しているのかも…》 全国で熱戦が始まった第105回全国高等学校野球選手権の神奈川大会予選をめぐり、ネット上で“思わぬ好カード”などと話題となっていた試合がある。9日に川崎市の等々力球場...
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握り潰されたスタンドの金網を見て痛感 選手が胴上げすべきは私じゃない
「主役は選手たち」 私のモットーのひとつです。 だからこそ、夏の大会が迫るこの時期になると、余計に思うことがある。 選手たちがメディアから取材をしてもらい、意気込みや目標を尋ねられた時、「監督のために」なんて言...
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50年以上やっていても不安に襲われる 夏の地方大会で起こる「大番狂わせ」の謎解き
3年生にとって最後の夏が目前に迫りました。 時間が過ぎるのはあっという間です。春のセンバツが終わると息をつく間もなく春季大会、関東大会に突入。そして今度は夏の千葉県大会ですからね。シード権を獲得した専大松戸の初戦は7月11日...
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あなたは「最後の夏」に控え選手を「記念出場」させますか?
突然ですが、読者の皆さんに質問です。 舞台は夏の県大会。大きく得点を離された試合の九回、相手チームの勝利がまず揺るがない状況だとします。あなたが監督をしていたら、最後の夏になる3年生のベンチメンバーを「記念出場」させますか?...
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唯一の趣味は車 今年4月に愛車が届くもタイミングが悪かった
今回は趣味の話です。 私は酒もたばこも、ギャンブルも一切やりません。起きている時間の大半を野球につぎ込んでいるから、旅行に行く暇もない。そんな私の数少ないお金の使い道が車です。 大会や練習試合がない限り、月曜日と水曜...
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花巻東・佐々木麟太郎は清宮タイプ? 3試合連続の通算134本でも「ドラ1指名」が困難なワケ
「上位指名する球団はあるだろうけど、DHのないセ球団は手を出しにくい」(セ球団スカウト) 3、4日に行われた第9回愛知県高野連招待試合で最も観客を沸かせたのが花巻東(岩手)の佐々木麟太郎だ。1日2試合が行われるスケジュールで4...
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投手の実力を見極めるコツは「何も言わないこと」 日本ハム上沢直之がいい例
28日に閉幕した春季関東大会はベスト4で締めくくることができました。 関東大会は、結果はともかく、平野以外の投手の育成、発掘を心掛けました。夏の甲子園は球数制限があるし、選手の将来を考えると「1人エース」では勝てない。今は夏...
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松坂大輔が高校入学早々にわずか5球でマスターした「スライダー」の投げ方を公開する
投手は一にも二にもコントロールである。高校生なら、まずは内外角と高低を狙って投げられるようにする。よく「低めに投げろ」と言うが、配球においては、高めも重要。ストライクゾーンである胸のマークからアゴの下あたり、つまりボール2、3個分高...
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「鬼の持丸」と言われた私がなぜ変わったか…プロ野球OBからの一言にハッとした
私の周囲には日刊ゲンダイの愛読者が少なくないようです。 4月中旬のある日のこと。野球部のグラウンド付近を散歩していると、工場の前で捨てられたサボテンを見つけました。今にも朽ち果てそうな姿で、あまりにふびんだった。工場内の人に...