高校野球
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夏の甲子園で女子アナの実況中継はなぜないの? TV局のジェンダーフリーは看板だけか
熱戦続く甲子園・高校野球──。しかし、女性アナウンサーの実況中継はテレビもラジオもない。アルプスリポートは各校の地元放送局の女性アナが多かったりするが、メインの実況と解説は男性ばかりである。パリオリンピックも、開会式・閉会式をのぞけ...
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ネット裏スカウトが「金の卵」につけた値段 投手は今朝丸(報徳学園)、藤田(東海大相模)、野手は…
「例年なら多くのスカウトが初日から49校が出場するまでネット裏に陣取ってましたけど、今年は1、2試合目と3、4試合目を前半後半に分けてチェックしている球団もあった。単に暑さを考慮しただけでなく、注目選手の多くが地区大会で敗れたことも大...
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命懸けの灼熱甲子園 出場校それぞれの熱中症対策…水分、塩分、漢方、体脂肪、プール
開会式で花巻東の選手が体調不良を訴え、「入院が必要」と診断されて始まった今夏の甲子園。カラスが鳴かない日はあっても、選手が熱中症を訴えない日はない。 去る10日は宮崎商の遊撃手兼リリーフ投手の中村奈一輝(3年)が守備中に足が...
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熱闘甲子園で異変!強豪校が片っ端から早期敗退の謎を解く…大阪桐蔭だけじゃない相次ぐ序盤の番狂わせ
大阪桐蔭よ、おまえもか──。 「優勝候補筆頭」といわれた大阪桐蔭が昨14日の甲子園大会2回戦で、8日に甲子園初勝利を挙げたばかりの小松大谷(石川)に不覚を取った。先発した森陽樹(2年)は六回まで無失点投球も、七回に2点を失い降...
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大社(島根) 石飛文太監督の本音と建前「...高校野球って綺麗な事ばかりじゃないですよね?」
レギュラーは全員地元出身の県立高ながら、2年連続センバツ準優勝校でドラフト1位候補を擁する報徳学園を破った大社が明日(15日)、2回戦で創成館(長崎)と対戦する。いかにして報徳を倒したのか、どんな指導をしているのか、石飛文太監督に聞...
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智弁学園(奈良)小坂将商監督「(欲しい選手が)智弁和歌山とかち合うこともありますよ。人気は…(苦笑)」
14日に登場する智弁学園は近年、県内のライバルである天理とほぼ交互に甲子園に出場している。そんなライバル関係や、激戦区・近畿地方の生徒集めについて小坂将商監督(47)に聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──天理へのライバル...
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早実・和泉監督(西東京)が語る昨夏V慶応へのライバル意識…「(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ」
11日の第1試合に夏は9年ぶりとなる早実(西東京)が登場する。昨年は慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。西東京大会では苦戦が続いたが、ライバル校の活躍に思うところはあるのか。和泉実監督に話を聞いた。 ◇ ...
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オリックス吉田輝星が弟の甲子園を生観戦「凄く楽しかった。後輩の姿を見て凄く勇気をもらった」
「スタンドから見る甲子園はすごく楽しかった」 オリックスの吉田輝星が9日、甲子園で金足農(秋田)の試合を生観戦。6年前の夏に決勝まで勝ち上がり、旋風を巻き起こした輝星は、弟でエースの大輝(2年)の投球を見守り、「僕自身も後輩の...
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ネット裏のスカウトは金足農・吉田大輝をどうみたか? 実兄はオリックス吉田輝星
「見た目やマウンドでの雰囲気はやっぱり輝星に似てる(笑)。大輝の方が背も高く、体もがっちりしてるけどね」 こう言うのはセ・リーグのスカウト。9日の西日本短大付(福岡)戦に先発、7回154球を投げて9安打5失点で敗れた金足農(秋...
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聖カタリナ(愛媛)浮田監督は実業家から転身、「会社経営をそのままやってるイメージです」
明日(10日)登場する聖カタリナは夏の甲子園初出場。率いるのは2023年に実業家から転身したばかりの浮田監督だ。松山商では内野手、創価大、プリンスホテルでは捕手としてプレーした。22年の部内暴力で監督、部長ともども退任となった後に就...
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金足農(秋田) 中泉一豊監督が語った部内いじめ発覚からの歩み「まだ我々も変わろうとしている最中…」
明日9日は吉田輝星(現オリックス)を擁し、決勝まで勝ち上がった2018年の「金農旋風」で一躍話題になった金足農(秋田)が登場する。22年夏には部内いじめが発覚。日本学生野球協会から3カ月の対外試合禁止を食らうなど、決して順風満帆だっ...
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プロスカウトが肝を冷やした健大高崎2年生エースの「酷暑の150キロ連発」…心配な今後のフル回転
「2年生でこれだけ速い球を投げられるのですから、当然、能力は高い。怖いのは故障です」 とにかく暑い甲子園のネット裏で視察しているプロのスカウトが、こう言って肝を冷やした。 夏の甲子園第1日の第2試合、健大高崎(群馬)の...
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興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でも...
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健大高崎(群馬)青柳博文監督「野球部の年間予算が1億円? わはははは…」
あす(7日)の大会初日は今センバツで優勝した健大高崎(群馬)が登場する。かつて走塁を重視する「機動破壊」で一世を風靡し、ついに紫紺の優勝旗を手にした。専用グラウンドや選手寮、室内練習場など様々な設備にも恵まれ、他校からは「あれだけの...
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甲子園初戦全カード勝敗予想!吉田輝星の弟を擁する金足農、センバツVエース離脱の健大高崎は?
7日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が4日に行われ、初戦の相手が決まった。 春夏連覇を狙う健大高崎は英明、6年ぶり6度目の優勝を目指す大阪桐蔭は興南と対戦する。初戦24試合の勝敗を占った。 【写真】この記事の...
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市船橋戦は「一番やってはいけない負け方」だった。野球を続けるのは7、8人、150キロ右腕の進路は…
非常に悔しい負け方でした。 専大松戸は夏の千葉大会5回戦で市船橋に1-5で敗れました。守備の乱れが敗因です。 試合を決したのは1点ビハインドで迎えた八回裏の守備でした。先頭打者を死球で出塁させると、捕逸から無死二塁に...
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プロが甲子園出場校からリストアップした選手は誰だ? 「突出した2人」含む23人を大公開
毎年、この時期になると、スポーツ紙の高校野球面に踊るのが「140キロ右腕」という投手の代名詞だ。 しかし、実際、甲子園に出てくると、球速が130キロに届かず評判倒れのケースも。逆に140キロの速球を投げても棒球で、火だるまに...
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甲子園出場「関西5強」本当の実力…大阪桐蔭、報徳学園、京都国際、智弁学園、智弁和歌山
智弁和歌山が昨29日の和歌山大会決勝で近大新宮を破り、2年ぶり27度目の優勝を飾った。 初戦から無失点で勝ち上がり、九回2死満塁から2失点。1955年以来69年ぶりの全試合無失点優勝はならなかったが、4-2で逃げ切った。 ...
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早実「満員スタンド」味方に期待できる“甲子園8強以上”…打力は昨夏Vの慶応以上
「いろんなものを背負いながら大阪に行って、もっともっと強いチームになってもらえるんじゃないかなと期待している」 早実・和泉実監督(62)は試合後、目に涙を浮かべながらこう言った。 昨28日の西東京大会決勝で、早実が昨夏王者の日...
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横浜高の落とし穴…決勝に5人出場、「スーパー1年生」に依存し過ぎたのではないか
24日の神奈川大会決勝後にゲンダイの取材を受けた。「結果論」になってしまうが、古巣・横浜の結果は気になるから、言わせてもらう。 東海大相模が横浜を6-4で下し、5年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。原俊介監督は東海大静岡翔洋から...
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花巻東が甲子園へ!「ほぼ純血」で高勝率のカラクリは? 大谷、雄星、昨秋巨人ドラ1西舘ら輩出
25日の岩手大会決勝。花巻東がライバルの盛岡大付を4-3で破り、2年連続12回目の甲子園出場を決めた。 1-1の八回2死一塁で、投手の田崎晴大(3年)が右越えに決勝の適時三塁打を放って試合を決めた。 巨人の古城茂幸三...
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東海大相模が宿敵・横浜に逆転Vで甲子園へ! 元巨人ドラ1監督の逆襲がここから始まる
神奈川大会決勝が昨24日、横浜スタジアムで行われ、東海大相模と横浜の名門同士が激突した。 東海大相模は2点を追う八回に3番・中村が勝ち越しの適時二塁打を放つなど、この回一挙4得点。6-4で横浜を下し、5年ぶり12度目の夏の甲...
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「斎藤佑樹」擁し初の甲子園へ…昨夏準V仙台育英を撃破した聖和学園の気がかりな点とは?
「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹と同姓同名の選手がいることで話題になっている。 23日の宮城大会決勝で、昨夏の甲子園準優勝校の仙台育英を8-5で下し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた聖和学園のことだ。 仙台市内にある193...
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吉田輝星の弟擁し6年ぶり夏出場 金足農の「強さと覚悟」を旋風巻き起こした名将が明かす
甲子園で過去3度の旋風を巻き起こした金足農(秋田)が6年ぶりの夏出場を決めた。 昨21日の古豪・秋田商との県大会決勝。6-5で迎えた九回2死満塁、吉田輝星(現オリックス)の弟でエースの大輝(2年)が最後の打者をスライダーで空...
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どれだけ大量リードしていても手加減なんて一切しない理由…批判の声も承知の上
専大松戸は18日の佐原白楊戦は28対0で白星を挙げ、このコラム掲載の翌日(21日)の市船橋戦に駒を進めました。試合は初回に10点、三回に3点、続く四回に15点を取り、五回の守備を無失点に抑えてコールドでした。 大量リードによ...
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いま岐阜がアツい!「打倒、鍛治舎」監督率いる県岐阜商が県全体の野球レベルの底上げに
岐阜が熱い。 17日の県大会は2回戦6試合が行われ、強豪の大垣日大が多治見工を下すなど、順当にコマを進めた。 Webサイトの「朝日・日刊スポーツ」によると、夏の甲子園の都道府県別勝率ランキングは.524で17位。過去...
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エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし
107年ぶりに昨夏の甲子園大会を制し、社会現象となった慶応が、18日の神奈川大会5回戦に登場。甲子園に春夏12度出場の強豪・桐蔭学園と激突した。 0-0の四回1死二、三塁のピンチで、昨夏の優勝投手・小宅雅己(2年)が2番手で...
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新潟はともかく山形は夏の甲子園「最弱県」でも侮れない? かつて「7-29」の悪夢からの逆襲
47都道府県のうち、夏の甲子園の勝率が最も低いのは山形と新潟で.311。 ところが、山形に関していえば「最弱県」などとは言えないデータがある。 コロナで中止になった2020年を除く過去10大会のうち、初戦敗退は4回だ...
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春の王者が夏に勝てるには「挑戦者のように相手校を徹底的に研究するしかない」
夏の秋田大会で第1シードの明桜が初戦で金足農に敗れる波乱が起きた。金足農も昨秋の県優勝校だから、番狂わせではないが、春の県王者はライバル校の標的にされるため、しばしばこんなことが起こる。 春で得られる自信はプラスだが、高校生...
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仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼
センバツが終了して約半月後の4月18日、高野連の発表が大きな波紋を呼んだ。 ボルテカ、ハイゴールド、イソノ、三共スポーツ、ザナックスのメーカー5社から販売されていたバットに、一般財団法人製品安全協会が定めるSG基準に違反する...