経済ニュースの核心
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ついに「弱気」相場入り 日米ともにリスクオフで市場は手じまい
一日中、救急車のサイレンが鳴り響く。どこの誰がオミクロン株に感染したのかと不安になる。結婚式・披露宴の招待者は減り、葬儀社を取材すれば、感染回避でお通夜・告別式を身内だけで行う家族葬が増えているとい…
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東京証券取引所は再編へ 経過措置導入のポイントは「日銀対応」
東京証券取引所は、東証1部など5つの市場を4月4日に3つに再編する。上場企業3777社のうち、最上位のプライム市場には東証1部の約8割にあたる1841社が移るが、上場基準を満たせず、経過措置の制度を…
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第6波到来 新型コロナに感染しない「ロボット&AI分野」に注目高まる
社会不安、閉鎖感がオミクロン株の感染急拡大で増している。現実に「第6波」が到来し、沖縄県などに「まん延防止等重点措置」が施行され、感染力から想定し、いずれ首都圏、関西圏も含めた「緊急事態宣言」発令と…
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岸田政権の政策は「新しい社会主義」賃上げを提唱するもいまだに伸び悩み
日銀によれば、2021年9月末時点の個人の金融資産残高は1999兆8000億円と過去最大だった。昨年末には2000兆円を突破したようだ。この増加は、コロナ不況とは無関係で7四半期連続というから驚く。…
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オミクロン株の急拡大でワクチン不足に…新年相場の主役はやはり「新型コロナ関連」
オミクロン株は世界で感染が急拡大している。米ファイザー製などの新型コロナワクチンを2回接種した人にも感染が広がっていて、各国はブースター接種(3回目)を急いでいるが、ワクチン不足に直面している。なぜ…
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北京冬季五輪で本格導入か 世界初「法定デジタル通貨」の威力
米国のバイデン政権による「民主主義サミット」が閉幕した。共産主義の封じ込めの「冷戦」から、専制主義の封じ込めの「新冷戦」に看板が変わった。1991年12月のソ連崩壊時に上院議員だったバイデン大統領は…
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賃上げ税制で最大40%控除…JTB、藤田観光、日本旅行も減資で「中小企業」に変身する
政府・与党が、12月10日までに策定する2022年度税制改正で最大の焦点となる賃上げ税制の見直しをめぐり、優遇措置の根幹となる法人税額から差し引ける控除率について、中小企業は最大40%に引き上げる案…
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狂い始めた新春相場シナリオ オミクロン株の急速拡大で“ちゃぶ台返し”
新型コロナウイルスの変異の速度は驚異的だ。デルタ株へ対応が進んでいる最中に、南アフリカで、新たな変異株が検出されたと専門家や保健当局が11月25日に発表した。同国の感染者急増の要因とみられ、ウイルス…
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米中の新冷戦は激化する バイデン政権は北京五輪で外交ボイコット
自民1強、野党乱立の日本と異なり、2大政党制の米国では、現政権への支持率の低下は来年11月の中間選挙に影響する。バイデン民主党政権は、公約の大胆な財政支出を可能とする連邦政府債務上限の引き上げや適用…
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米国の物価上昇スパイラルに要注意 師走相場の投資は慎重に
先週、家電量販店にミニコンポを買いに行くと、米国製は「米メーカーが半導体不足から生産を中断しており、在庫もないので販売できません。いつ入荷するかも不明です。こちらの安価な日本製も半導体不足で、在庫は…
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最大原油輸入元・サウジアラビアに異変…新制度「RHQ」の不気味さ
総務省が5日に発表した9月の家計調査では、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は26万5306円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.9%減少。2カ月連続のマイナスとなった。家計は「ウィズコロ…
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資金流入続くESG投資 健康経営銘柄は狙い目
明治安田生命の2021年度下半期の運用計画によると、二酸化炭素(CO2)排出量削減に資するESG(環境・社会・ガバナンス)融資を積み上げるという。 米国の企業年金もESG投資を推進。投資収益…
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日本郵政株売り出しと総選挙で11月の株式市場の「地合い」が明らかになる
10月29日は「インターネットの誕生日」。1969年の同日、研究用のネットワークで初めてメッセージのやりとりに成功したのが起源とされている。総務省の2021年版「情報通信白書」によると国内のインター…
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原油高「5つの背景」と加速する日本売り “悪い物価上昇”でデフレ継続の分水嶺に
原油価格が今春以降、コロナ感染拡大とともに上昇を続けている。米国の指標原油のWTI原油先物価格は10月に入り1バレル=83ドル台となった。昨年10月時点では35ドル程度だったから驚異的だ。 …
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米国ではなく中国がくしゃみをすれば世界が、そして日本が風邪を引く
緊急事態宣言が明けた今月上旬、東京の上野駅から御徒町駅へと続く線路ガード下の飲み屋街は、いずこも正午前から飲食を楽しむ老若男女であふれていた。ただ、10月1~7日の大型連休「国慶節」だった中国、香港…
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日中米にデフォルトの懸念材料…それぞれの「Xデー」は?
金融機関など3月本決算の中間期末となる9月30日、日経平均株価(終値)は2万9452円と3月末の2万9178円を上回って引けた。日銀は一安心だろう。 その日銀は、6月21日以来となるインデッ…
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中国恒大デフォルト懸念で「Withコロナの秋」株式市場は疑心暗鬼に
先週は、秋のお彼岸。知人の大型トラックの女性運転手も仏花を購入していたが、地元のホームセンターでは仏花を購入する人が目立っていた。大都市の狭い住宅と異なり、地方都市は、自宅の部屋数が多く、仏間に大き…
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衆院選まで「株式は買い」は続く 最大の売買手がかり材料だから
平日午前にスポーツジムに行けばロッカールームで、「岸田、いや河野、それに高市ねえ」など自民党総裁選の談議。午後にファミレスに行くと、「大穴は野田かな」の声。1億総政治評論家の様相である。庶民のもっぱ…
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「予期せぬ」が続くだけに… 市場がやきもきする9月末の株価
米軍がアフガニスタンから「予期せぬ」撤退の前倒し。米軍に追随するように英国、ドイツなどの軍隊も撤退し、内外メディアの報道はアフガニスタン情勢一色だ。中東・北アフリカから欧州を目指す難民、シリアの反政…
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「日本経済の縮小」需要ギャップ拡大、賃貸相場の下落などさまざまな指標が示す
政府は8月26日、月例経済報告で景気の総括判断を「持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している」とし、先月から判断を据え置いた。 この表現は5月以来4カ月連続。景気の先行きについ…