映画の巨匠・市川崑の時代
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<第4回>珠玉の名作の裏に愛妻夏十さんとのドラマあり
市川崑監督は会心作「細雪」が公開された1983年、愛妻で脚本家の和田夏十さんを亡くしてしまう。夏十さんは、二人三脚で映画製作にあたる盟友でもあった。石坂浩二(74)が振り返る。 「ものすごく大…
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<第3回>映画「細雪」 吉永小百合の小悪魔的魅力を引き出した演出力
映画「犬神家の一族」に「細雪」「ビルマの竪琴」と、市川崑作品の常連だった石坂浩二(74)。金田一耕助シリーズ5作が製作されたが、石坂はそれとは別に「火の鳥」(1978年)の出演をオファーされ、それを…
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<第2回>襖の金色にこだわり3日間撮影がストップしたことも
映画「犬神家の一族」に「悪魔の手毬唄」など、数々のヒット作を残した市川崑。その多くで主演した石坂浩二(74)が巨匠との仕事を語る。 ――目線の角度から背景の色合いまで、市川監督は1シーンを撮る…
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<第1回>金田一のボサボサ頭は脱色して黒く染め、さらにパーマをあてて…
黒沢明らと並ぶ日本映画の巨匠、市川崑の生誕100年を記念した映画祭が今月開催される。市川監督の仕事とはどのようなものだったのか。代表作「犬神家の一族」などに主演した石坂浩二(74)に聞いた。 …