住まいの進化
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リゾートマンションの“本場”は越後湯沢から京都、那覇へ
「リゾートマンション」というジャンルがある。分かりやすく言えば「別荘のように使えるマンション」のこと。別荘というと一戸建てのイメージが強いので、リゾートマンションは別荘ではなく「セカンドハウス」と呼ば…
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観音開きは減少中 泥棒も知らない最新収納スペース
15年前、30年前の住宅と比べ、変わったなあと強く感じる場所のひとつが、「システムキッチン」と「洗面台の下部収納」だ。30年前は引き出しを一列設け、他は観音開きが当たり前だった。観音開きとは、観音像…
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変化する収納 ウオークインクローゼットはもういらない?
30年前のマンションは、収納スペースが少なかった。居住者が所有する服や靴、家財道具が今よりも少なかったためかもしれない。といっても、ひな人形や五月人形は持っていた。だから、「天袋」という押し入れ上部…
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住宅販売が「公開」から「非公開」へ
30年前、新築マンションや建売住宅の分譲は広く公開された。「○○○マンションを×××万円で分譲します」と知らされ、その分譲価格は最後まで上がることも下がることもなかった。 そのため、バブル時…
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トイレはコンセント付きで1カ所が主流
30年前でもトイレは洋式が普及していた。これはマンションでも一戸建てでも同様だ。 ただし、トイレ内設備は簡素だった。「温水洗浄便座」はもちろん、便座をあたためる「暖房便座」も基本的にはまだな…
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今どき防犯対策 「表札」に名前を出さない人が増えている
今回は、少々、毛色の変わった話をしてみたい。「住宅における表札の出し方」の変化だ。 30年前の住宅は積極的に表札を出し、居住者の名前を記していた。一戸建てでは家族全員の名前を出し、マンション…
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「土地付き一戸建て」より「駅近マンション」
30年前、「マイホームはなんといっても土地付き一戸建て」がよいとされた。土地付きならば、家が朽ち果てても土地が残る。その土地が間違いなく売れるので、頼りになると思われていた。 15年前は、人…
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今どきの新築マンションが狭く小さくなった理由
30年前、15年前のマンションと比べ、現在のマンションは進んでいる部分が多い。地震に対する強さ、設備の便利さ、セキュリティーの態勢……。やっぱり、新しいマンションはいいなと思えてくる。だが、「昔のほ…
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駐車場が多いマンションはもう古い
30年前のマンションは敷地内の「駐車場設置率」が低かった。全200戸のマンションで、設置率100%=200台分の駐車スペースを備えるケースは、めったになかった。8割=160台分もあれば、「駐車場が多…
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超高層マンション最新の傾向 「南向き信仰」崩壊のワケ
日本で超高層マンションが増えだしたのは21世紀に入ったころからだ。「超高層」の定義は地上60メートル(大体20階)を超えること。初期は二十数階という建物が多かったが、その後、建築の技術や設備の発達で…
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便利な「24時間ゴミ出しOK」を後から採用するのは難しい
現代のマンションが進んでいるなあと感じるのは、「ゴミの出し方」だ。今のマンションは、「24時間、365日いつでもゴミを出すことができる」ところが主流になっている。 これは、30年前に分譲され…
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中古マンションは「セキュリティー方式」がネックに
15年前、30年前と比べて、現在のマンションが大きく進化しているのはセキュリティー関係だ。30年前のマンションは、建物内への出入りが自由で、住戸の玄関までセールスマンや怪しい消火器売りがやってきた。…
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<第2回>赤外線カットガラスで「夏の西日は暑い」は昔の話
昭和の時代、「夏の西日は暑い」といわれた。今でも西日は嫌われる。西日には遠赤外線が多く含まれ、それを浴びると体が芯から温まってしまうからだ。冬なら、芯から体が温まるのはありがたい。しかし、夏場に芯か…
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<第1回>マンションの床はカーペット・畳からフローリングへ
マンションも一戸建ても、時代とともに進化している。15年前、30年前と比べると、「昔はこんなだったのか……」と驚くほどだ。これは、中古住宅を購入する際に注意すべきポイントになる。 では、どこ…