松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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侍Jを世界一に導いた栗山監督から送られてきた 筆で書かれた手紙の中身
自宅に1通の手紙が届いた。今月2日のことだ。日付は5月30日とある。差出人は3月のWBCを制し、任期満了で5月末に退任した侍ジャパンの栗山英樹監督からだ。 今年1月に放送されたテレビ朝日系「…
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松坂大輔が高校入学早々にわずか5球でマスターした「スライダー」の投げ方を公開する
投手は一にも二にもコントロールである。高校生なら、まずは内外角と高低を狙って投げられるようにする。よく「低めに投げろ」と言うが、配球においては、高めも重要。ストライクゾーンである胸のマークからアゴの…
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春は「馬なり」が強豪高の基本…高校球児はGWをどう過ごしているのか
各地で高校野球の春季大会が行われている。20日からは関東大会が開幕するが、春は「馬なり」が基本である。 翌春のセンバツ甲子園出場のかかった秋の関東大会は、勝ちにいく大会のため、メンバーをほぼ…
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「天才1年生」で思い出す…桐蔭学園の高橋由伸(前巨人監督)は“穴”がひとつもなかった
各地で春の大会が行われている。すでに出場している1年生の話題も耳にする。前回のコラムで「いきなり春の大会から起用するのは勧められない。どんなスーパー1年生でも、入学後の1カ月間は体づくりをやって、デ…
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山梨学院の部長体罰報道は「事実無根」と断言できる 文春砲にはガッカリした
山梨学院の県勢初優勝で幕を閉じたセンバツ甲子園。すると、今週号の週刊文春に「山梨学院野球部で暴言・体罰証言 監督の息子が……」という記事が掲載された。 【写真】この記事の関連写真を見る(40枚…
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大谷らの活躍で懸念される高校生の“直メジャー” 卒業と同時に米国行きはオススメできない
昨年、テレビの企画で侍ジャパンの栗山英樹監督と対談をして、その人柄に魅了された。「WBCは一戦必勝の短期決戦。高校野球から学びたい」とアマチュアの私を「短期決戦はどう戦うべきか?」などと質問攻めにす…
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侍J最強の2番・近藤健介の「ミート力」「選球眼」は“振らない練習”の賜物
5連勝で米国で行われる準決勝進出を決めた侍ジャパン。以前も書いたが、昨年、栗山英樹監督と対談したこともあり、テレビにかじりついて観戦している。格下が多い1次ラウンドでは、調子の悪い選手をうまく使って…
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栗山監督は鬼になれるのか? 気になる山田哲人の状態の悪さ、経験値だけでの起用は危険
9日に開幕するWBCに向け、いよいよ大谷翔平(エンゼルス)らメジャー勢が合流した侍ジャパン。昨年、栗山英樹監督とテレビの企画で対談したこともあり、過去の大会より注目しているのだが、左脇腹を痛めた鈴木…
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近藤健介が侍Jで“主力12人”扱いの理由 栗山監督には「ある能力」を買われている
今年から新天地に向かう3人の教え子について書くとする。 まずは今オフに日本ハムからソフトバンクにFA移籍し、3月のWBCに出場する日本代表の合宿に参加している近藤健介だ。5人しかいない外野手…
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佐々木朗希がコケたら侍Jもコケる…WBCでの先発構成には不安が尽きない
3月開催のWBCに出場する侍ジャパンの栗山英樹監督とテレビ朝日系のスポーツ番組で対談した。そんな縁もあり、ぜひ世界一になって欲しいのだが、問題点も多い。 前回のコラムで、めぼしい右打者が鈴木…
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WBC侍Jの主要な右打者がカブス誠也だけというのは危ない 私なら日本に左投手をぶつける
3月に開催されるWBCに出場する侍ジャパンの栗山英樹監督と私の対談が、8日深夜のテレビ朝日系「GET SPORTS」で放送された。昨年の収録後にこのコラムで少し触れたが、「負ければ終わりの一戦必勝の…
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高校野球強豪高の気になる寮事情 冬休み中は? 何食付き? 携帯電話は?
年末年始は高校の選手が寝泊まりする寮も閉鎖になる。遠方から入学しても、この時くらいは家族と過ごして欲しい。寮母などの職員にも休暇が必要だ。 だいたい練習の休みと連動している。昔は12月31日…
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甲子園優勝旗の白河の関越え…データ分析を控え選手に任せる仙台育英・須江監督の指導力
今年の私の球界重大ニュースは、今夏に東北勢として初めて仙台育英(宮城)が甲子園大会を制したことである。 「青春ってすごく密。活動をしていても、どこかで止まってしまうような苦しい中、諦めないでや…
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「1強」大阪桐蔭を止めるために来春センバツ出場校がやるべきこと
秋の日本一を目指す明治神宮大会は、大阪桐蔭(近畿=大阪)が5点差を逆転して広陵(中国=広島)を下し、大会史上初の2年連続優勝。来春のセンバツでも優勝候補筆頭として連覇を狙う。 何試合か神宮球…
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涌井が楽天から中日へ電撃トレード 背景には「良き理解者」の存在が
一報を聞いた時は驚いた。 今週、教え子の楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹との1対1の交換トレードが成立したからだ。 涌井は2004年にドラフト1位で横浜高から西武に入団。13年オフにF…
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関東大会制した山梨学院の安定感の裏に吉田監督の長男の存在 「小倉野球」なるノートに秘密
来春センバツの重要資料となる秋季関東大会で、昨年末まで臨時コーチを務めた山梨学院(山梨1位)が専大松戸(千葉1位)に9-3で完勝。11月18日から行われる明治神宮大会出場を決めた。昨秋の関東大会では…
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オリ投手陣には160km級がズラリ! では球児が速球を投げられるようになるためには
22日開幕する日本シリーズに出場するパ・リーグのオリックスで気になることがある。 初戦に先発するエースの山本由伸は最速159キロ。リリーフ陣にも山崎颯一郎が160キロ、宇田川優希が158キロ…
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10.20ドラフト候補 高松商・浅野でも日体大・矢沢でもない「私のイチオシ投手と野手」
昨年は東北福祉大からオリックスに1位で入団した椋木蓮投手がイチオシだった。全員を見たわけではないが、20日のドラフトを前に高校、大学、社会人で注目する選手を挙げてみた。 まず高校生では高松商…
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筒香←村上←清宮…「左の強打者3人」の高校時代を比較した頃
ヤクルトの村上宗隆が元巨人・王貞治さんの55本塁打に並んでいる。 世の中が高校通算111本塁打の早実・清宮幸太郎フィーバーに沸いていた2017年ころ、私は城北(熊本)の臨時コーチを務めていた…
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高校日本代表「私のイチオシ選手」は他にいる 高松商・浅野翔吾は時間がかかりそう
U18W杯が米フロリダ州で開幕した。 苦戦しそうな高校日本代表にあって、巨人が10月20日のドラフト会議で、高松商(香川)の浅野翔吾外野手(右投げ両打ち)を1位指名する可能性があると一部で報…