短期集中連載「溶ける年金」
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<5>国が企む支給額削減 働く受給者は年金がもらえない?
骨折り損のくたびれもうけだ。先月、大阪に続いて岐阜で年金額を減らされた受給者が国を相手に減額分の支払いを求めて提訴した。高齢社会の深刻化で、このような訴訟は今後、相次ぐとみられるが、年金財政が急に上…
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<4>1月スタート 個人型確定拠出年金は老後の救世主か
老後は不安でいっぱい――。すでに年金を受給している団塊世代やそれ以上の世代はともかく、いまの30代、40代にとっては悲しいかなコレが本音だろう。国が頼りにならないのなら、“老後の備え”は自力で何とか…
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発足から7年…「日本年金機構」の相も変わらぬ無責任体質
旧社会保険庁が解体し、2010年、日本年金機構が発足した。5000万件の消えた年金の問題が明らかになり、組織のデタラメぶりが浮き彫りになったことで、ゼロから出直す必要があったからだ。 あれか…
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<2>年齢別に将来受け取れる「年金額」はコレだ
年間150万円の生活保護レベルで暮らす高齢者は、国内に推定600万~700万人。現役世代にとってはゾッとする事態だが、いずれ自分が“下流老人”になる可能性もある。 将来的に我々は、どれくらい…
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<1>四半期5兆円減なら年金積立金129兆円は6年で消失する
サラリーマンが毎月支払っている厚生年金の保険料は、年金の支払いなどに使われた分を除き、年金積立金として積み立てられている。この積立金を運用しているのが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)だ。…