将棋界を斬る 田丸昇九段の眼
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「名人戦」の主催変更 米長と中原は名パートナーだった
昭和の名ライバルだった中原誠十六世名人と米長邦雄永世棋聖の対局数は歴代1位の187局で、通算成績は中原の106勝80敗1持将棋。 写真(撮影・田丸)は、41年前の名人戦の対局光景。左が中原、…
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米長邦雄九段 49歳11カ月で悲願の名人獲得の裏エピソード
1993(平成5)年3月、米長邦雄九段(当時49)は名人戦で7回目の挑戦者になった。米長は「菜の花は薹が立ってから花が咲く」と当時の心境を語った。花の茎である薹は伸びると硬くなって旬を過ぎるが、それ…
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米長邦雄の最後の秘蔵っ子 中村太地が羽生善治を越えた
中村太地六段(29)は今月11日、羽生善治王座(47)に挑戦した王座戦の第4局で勝ち、通算3勝1敗で羽生を破ってタイトルを初めて獲得した。 その中村・新王座のこれまでの歩みを紹介する。中村は…
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中原誠八段の先手5七銀は将棋史に残る天来の妙手だった
1972(昭和47)年の名人戦で、「棋界の若き太陽」と呼ばれていた挑戦者の中原誠八段(当時24)が大山康晴名人(当時49)を破り、最年少記録の新名人が誕生した。 名人を通算18期、連続13期…
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中原誠と米長邦雄のデビューは藤井聡太のようにはいかず
1963(昭和38)年の春、米長邦雄(当時19)は四段に昇段して棋士となった。65年の秋、中原誠(当時18)も四段に昇段して棋士となった。 米長と中原は後年に大棋士となった。しかし、デビュー…
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中原誠と米長邦雄 2人の天才に共通する不遇な子供時代
中原誠十六世名人(70)と4歳年上の米長邦雄永世棋聖(享年69=2012年没)は、タイトル戦でかつて何回も対決した名ライバルだった。両者の人生と勝負について、5回にわたって連載する。 後者の…
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竜王獲得なら空前絶後の永世七冠 若き羽生善治の思い出
羽生善治二冠(47)は10月下旬から始まる第30期竜王戦で7期ぶりに挑戦者となり、渡辺明竜王(33)と7番勝負を戦う。羽生は約30年間の棋士人生において、竜王戦には特別な思いがあるのではないか。 …
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不振の羽生善治二冠の将棋にいったい何が起きているのか
2001年から17年までにタイトルを獲得した棋士は延べで116人。そのうち羽生善治二冠(46)が約半数の計53期のタイトルを獲得している。 ほかに森内俊之九段(46)、佐藤康光九段(47)、…
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井出隼平は藤井聡太の三段昇進が遅れたことでプロ棋士に
私の弟子の井出隼平四段(26)が9月2日、加古川青流戦で藤井聡太四段(15)に勝った。 藤井四段は「秒読みの中で間違えてしまった」と感想を語った。ただ、60秒の秒読みに先に追い込まれていたの…
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加古川清流戦で弟子の井出隼平四段が藤井聡太四段を破る
若手棋士四段、女流棋士、奨励会三段、選抜アマらが出場する加古川青流戦で、9月2日に私の弟子の井出隼平四段(26)が藤井聡太四段(15)と準々決勝で対局した。 加古川青流戦は、久保利明王将、井…
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将棋を弟子に勧めた隆の里親方が「強くなる」と言った少年
大相撲の名古屋場所が行われていた7月12日の4日目。中入りの取組のときに館内にどよめきが起こり、多くの観客がある升席に向かって視線を送った。 6月26日に将棋の公式戦で29連勝の新記録を達成…
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C級2組順位戦3連勝の藤井聡太四段を見て思ったこと
私は8月10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館へ久しぶりに出かけた。1階の売店では藤井聡太四段(15)の関連グッズ(タオル・湯飲み・文具など)が飛ぶように売れていた。 藤井の自筆による「大志」の字…
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森内俊之九段・十八世名人 「フリークラス」転出の真相
森内俊之九段(46)は若手棋士の頃から大活躍し、同じ世代の羽生善治三冠、佐藤康光九段、郷田真隆九段らと張り合った。しかし、彼らが若くしてタイトルを獲得したのに、森内はそれがかなわず「無冠の帝王」と呼…
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<佐藤康光編>「無人島につれて行きたい」と言われた男
佐藤康光九段(47)が7月28日の対局に勝ち、公式戦で通算1000勝を達成した。史上9人目で、現役棋士では羽生善治三冠、谷川浩司九段が到達している。佐藤は4月に999勝目を挙げた後、7連敗して足踏み…
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大内延介は名人位を逃した一手の直後「ばかな」と呻いた
6月に75歳で亡くなった大内延介九段の一世一代の大勝負が、中原誠名人に挑戦した1975年の名人戦だった。 名人戦で3連覇していた中原は、大河のような棋風から「自然流」と呼ばれた。一方、名人戦…
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山口瞳、吉永小百合をも魅了した大内延介九段の生涯
昔は「立てば競輪場、座れば麻雀、歩いて行く先は歓楽街」というようなギャンブルやお酒に興じる棋士が多かった。 そんな空気の時代に、6月23日に75歳で亡くなった大内延介九段は若いころからアウト…
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中原誠や米長邦雄が繰り出した奇想天外「ヒフミン対策」
私は少年時代、加藤一二三・九段(77)の対局で記録係を何回も務めたことがある。 20代、30代のころの加藤は寡黙で近寄りがたい印象があった。対局では不動の姿勢で盤面に没入し、序盤から最善手を…
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加藤一二三九段の功績を考え十段の新段位を創設すべきだ
加藤一二三・九段(77)は6月20日に竜王戦の対局で敗れ、規定によって現役引退が決まった。 加藤九段は後日の引退会見で最も思い出のある対局として、名人を初めて獲得した1982年の名人戦を挙げ…
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対局数は激増必至 藤井聡太四段を高校に行かせるべきか?
藤井聡太四段(14)は2日に竜王戦の決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段(22)に敗れ、公式戦30連勝の新記録更新はならなかった。 ただ、藤井四段はほかの多くの棋戦で勝っている。気になるの…
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天才には共通項 藤井四段と羽生善治三冠の「集中力」逸話
藤井聡太四段(14)が26日に竜王戦の決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)と対局。皆さんご存じの通り、現役棋士の中で唯一の10代決戦は藤井が勝ち、ついに新記録の29連勝を達成した。 …