日本が見ようとしない中国経済の真実
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改正入管法施行は「蟻の一穴」中国と共生する時代は目前に
ニュージーランドのモスクが襲撃され、50人が死亡した銃乱射事件は、発生から10日が過ぎても、世界中で悲しみが癒えない。逮捕されたオーストラリア人の白人男性の犯行動機が「異民族(イスラム教徒)に対する…
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中国は“大きな北朝鮮”に…メンツ潰された社会主義国の逆襲
「中国は大きな北朝鮮である」――私は時々、こんな仮説を立ててみる。 前世紀末の冷戦の終結によって、社会主義国家はドミノ倒しのように崩壊していったが、生き残った稀有な存在が、この両国だ。経済的に…
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「大塚家具」の中国進出は故障選手の大リーグ挑戦である
大塚家具の大塚久美子社長が4日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見に臨み、「創業50周年で日本から踏み出し、中国市場で攻めに打って出ます!」と宣言した。中国最大の300店舗を構える「イージーホ…
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“3代目のデブ”復活…「北朝鮮投資熱」に冷や水でガックリ
「金正恩はハノイで、いったい何をやっているのだ?」 中国国内でも、米朝首脳会談の結果に、焦燥感を募らせている人々がいる。それは、「北朝鮮はゴールドラッシュ」と見て、一獲千金を夢見ていた投資家た…
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「ファーウェイ」上海皮切りに5G定着で中国モデル世界普及
25日からスペインのバルセロナで、世界中の「スマホ関係者」が一堂に会する「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2019」が開かれている(来月1日まで)。21日にサムスンが米サンフランシスコで、世…
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春節倒産ラッシュで続出…「騎手」に転職する若者の事情
先週末、日本で宅配ポータルサイト「出前館」が話題を呼んだ。このサイトを通して出前を頼むと、天丼てんや、かっぱ寿司、デニーズ、大阪王将、日高屋……と、お馴染みの全国3100店舗以上の料理が、通常の半額…
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IT3強「BAT」にも異変が…春節開けの大混乱で景気に黄信号
先週からの春節大型連休(4~10日)が明けた中国で、“異変”が起こっている。上海の中国紙記者が語る。 「折からの不景気で、少なからぬ中小企業の経営者が、春節休みに“夜逃げ”してしまった。そのた…
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爆買いも爆食いも健在…ビザ大幅緩和で大学生が大量来日中
先週末から東京の街は、アチラを向いてもコチラを見ても、〇△×……と中国語が飛び交う。そう、5日は春節(旧正月)で、中国人は1週間の大型連休の真っ最中なのだ。 観光庁の発表によれば、チャイナパ…
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1泊2万円超 アリババの世界初「完全無人ホテル」物議醸す
中国人のいま最大の話題は、「今度の大型連休どこへ行く?」。春節(2月5日)を間近に控え、「14億人の民族大移動」が始まるのだ。 そんな中で、大きな話題を呼んでいるのが、アリババが地元・杭州(…
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大本営発表は6.6%成長 北京4大名門校教授が“暴露”した乖離
「中国の2018年のGDPの成長率は6.6%だった。わが国の経済は順調に成長している」 きのう(21日)、中国国家統計局の寧吉喆局長は、年に1度の記者会見で胸を張った。 GDPの他にも…
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アップルから首位奪還か 折りたたみ&5Gスマホ市場が躍進
新年に北京を訪れ、日々、中国人の旧友たちと杯を重ねていて、ふと気づいたことがあった。彼らの持っているスマホが、iPhoneでなくなっていたのである。数年前まで、誰もが自慢げに新型iPhoneを手にし…
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上に政策あれば下に対策あり 大型減税は「ないよりマシ」
新年快楽! 本年も、中国経済の真実をたっぷり伝えてまいります。 中国経済について知るには、とにかく中国に足しげく通うこと。そして「老百姓」(中国の庶民)と化して、街中をほっつき回ること。これ…
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DNAに刻まれた「危機」は「危険+機会」に変換する対応力
今年の中国経済を中国語で表せば、「雪上加霜」(雪の上に霜が加わる)だった。もともと悪化していたところに、米トランプ政権が追加関税をかける貿易戦争や、華為技術(ファーウェイ)などを標的にした技術覇権戦…
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「共産党と共に創業」ファーウェイ本社モニュメントに同情
「ファーウェイ(華為技術)ってスパイ企業なんですか?」 先週から、ひっきりなしに私のスマホに、面識のないメディアの人から、問い合わせの電話がかかってくる。 「もしもスパイ企業だったなら、…
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「TikTok」快進撃に快哉 日経MJヒット商品番付で横綱獲得
毎年恒例の「日経MJヒット商品番付」(日本経済新聞社)が4日に発表されたが、何と最高位の「横綱」に選ばれたのは、「安室奈美恵」と並んで「TikTok」だった。 「TikTok」は、個人が音楽に…
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G20最大の注目は米中延長戦 習近平主席「止血の旅」の成果
アルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間1日まで開催されたG20首脳会議で最も注目されたのは、首脳会議終了後の「延長戦」だった。史上最大規模の貿易戦争を続ける米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主…
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広州国際モーターショー ゴーン逮捕で冷や水浴びる結果に
毎年11月の中国経済界最大のイベントといえば、1月のデトロイト、9月のフランクフルトと並ぶ世界3大モーターショーの「広州国際モーターショー」である。今年も16日から25日まで開かれ、世界中の自動車関…
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アリババ最大のライバルが開業 「京東X未来餐庁」の成否
天津市濱海新区和旭路生態城商業街1階――天津市にあるこの住所が、街の新名所となり、続々と人が訪れている。そう、ここは世界初の「無人AI(人工知能)レストラン」なのである。正式名称は、「京東X未来餐庁…
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米中貿易戦争 先行き不安吹き飛ばした「独身の日」爆買い
1972年にニクソン米大統領が訪中した時のこと。相対した毛沢東国家主席にこうスゴんだ。「私が核のボタンを押せば、一斉にミサイルが中国に降り注ぎ、崩壊に至るだろう」 すると毛主席が反論した。 …
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米中貿易戦争で漁夫の利…輸入博で盛り上がる日本ブース
「改革開放政策を始めて40周年、中国はますます開放政策を深化させ、今後15年間で40兆ドル(約4500兆円)の海外の商品やサービスを輸入していく!」 5日、上海の国家会展中心に、習近平国家主席…