日本が見ようとしない中国経済の真実
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MSCI入りも 見通し冴えない「人民元」「中国株」の国際化
「A株の国際化が、重要な一歩を踏み出した」 1日、中国共産党機関紙「人民日報」は、こんな青字の大見出し記事を掲載して鼓舞した。記事にはこう書かれている。 〈本日から中国A株は、MSCIに…
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アメリカとの最終覇権争い AI戦争に備え中継衛星打ち上げ
鵲は、鳥類で最も頭脳明晰で、中国では七夕伝説において、彦星と織り姫との間を取り持つ懸け橋の役割を果たす。そこで、地球と月との懸け橋となるという意味を込めて、「鵲橋」と名付けられた中継衛星が、21日午…
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6項目でようやく合意 「米中貿易戦争」のサモシイ中身
「今回の米国との貿易戦争は、いわば朝鮮戦争と同じだ。中国は今回、米国と休戦協定を結んだ。だがこれは、あくまでも一時的な休戦であって、終戦を意味しない」 こう語るのは、ある中国経済紙記者だ。 …
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習近平が号令 新記念日「中国品牌日」で仕掛ける世界攻勢
剛腕強引でなる習近平国家主席が、5月10日を新たな中国の記念日に定めた。「中国品牌日」(チャイニーズブランドデー)。中国ブランドを、一気呵成に国内外に広めていこうという日だ。 何じゃそれは?…
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米中貿易戦争で“戦う鶴”が鼓舞「銀河号の屈辱を忘れるな」
日本では、「鶴」というと平和の象徴のようなイメージがあるが、中国ではいま、「戦う鶴」に熱い視線が集まっている。劉鶴経済担当副首相のことだ。先週3日と4日、訪中した米国のムニューシン財務長官&ライトハ…
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北京モーターショーの主役を奪った「Apollo」の存在感
昨年の販売台数2887万台。世界最大の自動車市場の中国の首都で、4日まで「北京モーターショー」が開かれている。 東京ドーム4個半分の22万平方メートルの展示スペースに、国内外のメーカー約12…
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長期化必至の“米中貿易戦争” 目下の勝負は「5G」の覇権
アメリカのトランプ大統領が3月に仕掛けた「米中貿易戦争」が、第2幕を迎えた。16日、米商務省は米企業が中国通信大手ZTE(中興通訊)と取引することを禁じた。17日には、米連邦通信委員会が米通信会社の…
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「独角獣」「CDR」でNY市場を超える“中国株バブル”演出
「独角獣」と「CDR」――。 先週、「北京のウォール街」こと金融街を歩き、現地の金融関係者たちから話を聞いたが、話題は「独角獣」と「CDR」一色だった。 まず独角獣とは、北京にゴジラが…
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電波ジャックで喧伝 習近平新時代の「国家ブランド戦略」
9日まで、北京に行ってきた。 「国家ブランド計画」――こんな聞き慣れないプランが、中国国内で展開されていた。これは中国中央テレビ(CCTV)が、民営企業18社を選び、14億人の中国人が視聴する…
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3段式空輸網と3網合体 流通の主役は自動車からドローンへ
これまで計172回にわたり、連載「習近平 アジア皇帝への野望」をお届けしてきた。先月の全国人民代表大会(国会に相当)で、習近平国家主席が自らの任期を撤廃する憲法改正を強行したことなどから、当面の「皇…