自腹で1億円食べました!
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どうでもいい物は食べまい…「愛めし」を追いかけていく
還暦にちなんで、僕の好きな飲食店のことを60回書き記しておこうと思い、この連載は始まりました。 おかげさまで好評をいただいて、番外編10回を加えて計70回、1年4カ月にわたって無事、連載を続…
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まだ辿り着けていない餃子を探しに ラブイズ・ギョーザ!
各地で餃子を食べてきた。全国に名を轟かせているのはご存じの通り浜松と宇都宮で、毎年消費量を競っている。どちらの街もライブに行くと楽屋に餃子を差し入れしてくれるし、餃子の話を振ると目が輝き出すのが面白…
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東は銀座、西は神戸 ソムリエさんに会いに行きたくなる店
サービスを受けたいと思わせてくれるソムリエさんが東と西にいる。ともに眼鏡を掛けていて人間味あふれるキャラクターだ。なぜこの料理にこのワインを合わせたのか、そのワインはどこでだれが造っているのかなどを…
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通い続けて30年…岡山のカツ丼&広島「冷麺」が大好きだ
30年以上通っている大好きなカツ丼が岡山にある。「だてそば」のそれで、薄めの豚肉をカラッと揚げた上に中華スープでのばした特製ソースがかかっており、別の器に入った生卵を丼の真ん中にくぼみを作って鎮座さ…
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兄弟弟子の押尾コータローさん ギターと食でつながる関係
ギタリストの押尾コータローさんと食事をする機会が増えている。初めてイベントで一緒になってから15年ほど経ち、昨年末の僕の還暦コンサートにも超絶技巧で花を添えてくれた。 2015年に万博記念公…
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まるでシェフのサファリパーク「食べログアワード」の熱量
食べログがスタートして15年。食の選択に欠かせないツールとして愛用させてもらっている。初めてうかがう店の予習もできるし、地方に出向いた時などはその土地の店がランキングで出てくるのもありがたく、ガイド…
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これぞ鮎の甲子園! 高知の9月「利き鮎会」は熱気ムンムン
毎年9月になると高知を訪れている。「清流めぐり利き鮎会」に参加するためだ。もうすでに22年も続いているこの会は鮎の甲子園と呼ばれており、昨年は全国63河川から2850尾の鮎が一堂に集められた。300…
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なごや飯を語るなら「味仙」のうま辛コブクロは外せない!
デビュー以来、何百回と名古屋の地を訪れてきたが、当初「なごや飯」という言葉はまだなかった。2001年に外食企業ゼットンの稲本氏が当時、東京ではやっていたイタメシに引っかけて広めたのだ。僕も名古屋の代…
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差し入れにもってこい!おすすめ絶品テークアウト3題
今回はお気に入りのテークアウトを紹介します。 まずは鶏肉一筋65年の信濃屋さん。JR五反田駅から目黒川を目指し、渡って左に曲がった川沿いに看板が煌々とライトアップされている。鳥取県で丁寧に育…
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崎陽軒社長のお墨付き「シウマイ弁当の歌」が誕生するまで
関東で多くの人々から愛されている崎陽軒シウマイ弁当の歌を作るべきだ! と僕の創作意欲をかき立てたのは、読売テレビの森たけしアナウンサーだった。 早朝の人気情報番組「す・またん!」を担当する森…
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香港から帰国と情報が錯綜…「あら輝」店主にまつわる話
前回、あら輝さんが帰ってくるらしいと書いたが、しばらくは香港から動かないという最新情報が入ってきた。周囲の目を引きながら邁進する人なのだ。僕が10年以上、観光大使を務めている熊本県荒尾市で育ったと聞…
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あの「あら輝」が帰ってくるらしい…気になる今後の展開は
あら輝さんが帰ってくるらしい。世田谷区上野毛で2000年に暖簾を掲げ、10年に銀座に進出。2年連続でミシュランの3つ星を獲得するも、さらに自分を成長させるため、14年にロンドンへ渡る。そして欧米で初…
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京味の遺伝子を引き継ぎ精力的な展開を続ける「くろぎ」
京味の西健一郎さんのDNAを引き継いで独立されている料理人は多い。その中でも、もっとも精力的に展開されているのは「くろぎ」の黒木純さんだろう。東京・港区の芝大門に本店を構え、40歳前後の一番脂の乗っ…
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ミシュラン2つ星 鳥取「かに吉」には心震える蟹料理がある
鳥取「かに吉」は2018年ミシュランガイド京都・大阪・鳥取版で2つ星を獲得してから、ようやく世間から注目され始めた。それまでの長い地道な努力が報われたのだ。特上の蟹を仕入れ、極上の料理に仕上げられた…
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キムタク作品監修 次世代のスタンダード「カンテサンス」
TBS系のドラマ「グランメゾン東京」が面白い。ストーリーもさることながら、料理がとても魅力的に描かれている。それもそのはず、監修はカンテサンスの岸田周三シェフで、彼のスペシャリテが忠実に再現されてい…
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三池炭鉱のあった町「馬力屋」で名物テール鍋とホルモンを
僕は大阪出身だが、不思議なご縁で熊本県荒尾市の観光大使を10年以上務めている。最初に荒尾を訪れたのは1998年、グリーンランドでのFMの公開録音の時だった。 前日入りして、食事に行こうとホテ…
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アルバからの不思議なご縁「ラ・チャウ」でトリュフを堪能
2014年秋に、翌年に控えたミラノ万博の下見と称して、アルバからミラノを自主的に旅した。ミラノでは日本人学校とライブハウスで「アホが見るブタのケツ」のメロディーに日伊友好のメッセージを乗せて、♪ブォ…
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岐阜の熟成師が日々研鑽を積む「焼肉旬やさいファンボギ」
かつて繊維で栄えた岐阜駅北部、玉宮地区の一角に「焼肉旬やさいファンボギ」ができて10年目になるが、折からの熟成肉ブームを受けて着実に進化を遂げている。 店主の高橋樗至シェフは岐阜最古の焼き肉…
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地元の思い出と噛み締める水餃子「哈尓濱(ハルビン)」
僕が生まれ育った大阪府茨木市のJR茨木駅のすぐ近くに、水餃子がおいしい哈尓濱(ハルビン)はある。チャリンコに乗って自宅から母校春日丘高校へ通う途中の路地に1983年に開店した。偶然にも僕がレコードデ…
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「踊るうどん永木」の官能を引き継ぎ 3代目の使命感と愛
愛媛県松山市三津浜にある、踊るうどん永木。1998年に初代の大将・永木さんが24歳で立ち上げ、現在まで3代にわたって継承されている。開店の翌年に初めてうかがって以来、さまざまなドラマを見せてもらって…