日本人が知らない北方領土問題の真実
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日本は成果を焦らず「拡大均衡」という原点に復帰すべき
「日本との平和条約交渉は失速した。平和条約締結のためには、まず日本が日米安保条約から離脱しなければならない」 プーチン大統領が14日、ロシアのある会合でこう話したと報じられた。 唖然と…
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ロシア人はすり寄る相手を利用し内心は蔑視する
ロシアは近年、北方領土問題に対する姿勢をより硬化させている。2016年にソチで行われた日ロ首脳会談で、安倍首相は過去の対ロ政策では交渉は1センチも進まなかった――として、従来の発想にとらわれない「新…
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ロシア紙さえも“詭弁”と評したプーチン大統領の特異解釈
日本がロシアと安易に「2島プラスα」論で妥協すれば、国家主権問題に対する認識の軽さが国際的な蔑視を招く、と書いたが、今のロシアにとっても歯舞、色丹の返還で手を打つ、という選択肢は現実的ではない。 …
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日ロ交渉「2島プラスα」論や「2島先行」論は“非現実的”
日ロ首脳は昨年11月の会談で、1956年の日ソ共同宣言を基礎にして「平和条約交渉を加速させる」ことで合意した。この結果、日本では「2島プラスα」論とか「2島先行」論が「現実的対応」として急浮上した。…
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北方領土「第2次世界大戦の結果論」というのは暴論である
最近の日露平和条約交渉で、ロシアのラブロフ外相は全く遠慮せずに「第2次世界大戦の結果を認めることが、今後の日露交渉の絶対条件だ」と繰り返し訴えている。北方領土は第2次大戦の結果、ロシア領となり、国際…
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北方領土問題の「本質」はロシアによる日本の主権侵害だ
「平和条約締結後に歯舞、色丹両島を日本に引き渡す」と明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させる――。安倍首相とロシアのプーチン大統領の首脳合意から4カ月。日本メディアは「2島返還+α」「…