新大関朝乃山 “富山の人間山脈”のルーツ
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考える力を鍛えられた近大相撲部時代の「教えない指導」
「物静かなおとなしい子でしたね」 こう話すのは近畿大学相撲部の元部長、南孝之介氏。今年1月場所中に急逝した伊東勝人監督の3歳年上で、朝乃山が大学2年時まで部長を務めていた。 「入学当初は…
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浦山監督の指導下 食って鍛えて強くなった富山商高の3年間
朝乃山という力士を語るにあたって、富山商業高校相撲部の故・浦山英樹監督は欠かせぬ存在だ。中学時代、そこまで目立ったわけではなかった朝乃山の素質を見抜き、「オレが強くしてやる」と勧誘。高校3年間で徹底…
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「鏡モチ」体型で…ランニングではアゴを出し常に周回遅れ
3月場所で大関昇進を決めた朝乃山(26)。富山県出身の大関は1909年の太刀山(後に横綱)以来、111年ぶりの快挙だ。188センチ、177キロの巨体で、ついたあだ名は「富山の人間山脈」。学生時代の関…