メジャー2020「データ野球」の内幕
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データ重視 21人以上の打者と対戦させないドジャース理論
ドジャースは原則として投手に21人以上の打者と対戦させない。 ほとんどの投手は打者21人目から24人目の対戦までに大きな疲労を迎える――そうチームのデータ解析やメディカル班が導き出したからに…
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レイズは裏目に出た継投を貫いたからWSに駒を進められた
「僕がレイズを去るとき、いつかワールドシリーズで会うことになるよってジョークを言ったのを覚えてる。それが本当に実現するなんてね、信じられないよ」 お金がないゆえに頭を使って革新的な戦術や選手起…
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勝利と育成の両立を成功させたドジャースの「カネと頭脳」
お金がないゆえにアタマを使って一定の強さを維持しているレイズの人材は、グラウンド内外で引っ張りだこ。そんなレイズの頭脳に最初に目をつけたのはドジャースである。 2014年オフ、それまでレイズ…
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スーパースターと契約できない球団は違う手法を考える
「お金がないから頭を使う」で成功を収めたレイズを他の球団が見習わないわけがない。 今ではメジャー球団すべてが、多かれ少なかれレイズに倣った球団運営をしていることは確かで、それは他球団におけるレ…
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監督やコーチは何よりコミュニケーション能力が求められる
メジャーリーグを席巻したデータ野球も、ぐるっと一巡して元のスタート地点に戻ったかな、という印象を受けた。 2020年のワールドシリーズはドジャースがレイズを4勝2敗で下し、1988年以来32…