仕事を終えたら農園へGO!
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「自然のリフレイン」という限りない癒し…楽しみは収穫だけではない
桜の開花を伝えるニュースを耳にするようになった。早く畑の土の準備をしなければならない。 土を耕し、堆肥や苦土石灰を混ぜ、平らにならして2週間はそのまま何も植えない。タネまきや苗を植え付ける前…
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室内の冷房効率は良くなるが…ゴーヤーの栽培を断念する理由
来月にはいよいよトマトやキュウリなど夏野菜のタネのまき時となるので、そろそろタネを買い揃えておかなければいけない。 さて、今年は何を育てようか考えてみる。トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、ト…
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我が家の花壇でいち早く咲く…ウクライナが故郷の「クリスマスローズ」に思う
今、我が家の花壇では長野の畑から掘り上げて植え直したスノードロップやムスカリ、スミレ、スイセン、クリスマスローズなど春の花たちが咲いている。 ■春先のわずかな期間に咲く妖精たち こうし…
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レタスは早めに育てるに限る理由 収穫がずれるとナメクジがやってくる
朝晩の空気はまだ冷たいが、満開のジンチョウゲの香りが春の到来を教えてくれている。トマトやキュウリなどの夏野菜のタネまきはまだ少し先だが、レタスは今がちょうどまき時だ。レタスの発芽適温は15~20度く…
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サナギからかえったら口がない…神秘的な「オオミズアオ」の生態
今週の土曜日3月5日は啓蟄(けいちつ)。啓蟄とは冬に木の皮の間や落ち葉の下、土の中で眠っていた虫たちが動き出す季節を指す。つまり春の兆しということだ。 啓蟄の頃になると、本当に畑や庭でテント…
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サツマイモの上品な甘味としっとりした食感は手をかけてこそ
我が町、川越はイモの町だ。季節になるとあちこちでサツマイモを栽培している畑を見かけるし、市内の繁華街は年中、イモグルメであふれている。イモソフト、イモだんご、イモプリンといったスイーツはもちろん、イ…
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90歳の師匠は認知症だが、家族は思い出せなくても仕事の仕方は覚えている
農家の方は高齢でも足腰が強く、若者よりよっぽど力が強くて驚くことがある。 私が初めて畝(うね)立てをしたときは、最初こそ威勢よくクワを振り上げていたが、たった10メートルほど進んだところでク…
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妻とうまくやろうと思ったら一緒に香りのあるバラを育ててみよう
市民農園というと、野菜を育てている人がほとんどだと思うが、我が家の場合は花を育てるのも大きな楽しみの一つである。 最近、長野の畑から自宅近くの川越の畑に移ったが、どちらでも咲かせているのがバ…
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クレバーでスマート 生きやすい道をいく「雑草」の柔軟さ
長野県松本市に借りた農園は標高700メートルほどの場所にあり、冬は厳しい寒さに見舞われるためバラやいくつかの植物は、防寒対策をしてやらなければならない。 雪はさほど積もらないのだが、何しろ風…
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赤く甘い実はつけなくても…次世代にバトンを渡すイチゴの子株の在り方
私が子どもの頃(およそ40年くらい前)は、イチゴの旬は春だったように記憶している。 近年はもっぱらハウス栽培が主流になり、スーパーには冬にイチゴが並ぶため、今やすっかりイチゴの旬は冬だと思わ…
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発酵熱、土壌微生物…新たな発見と知識をもたらしてくれる畑づくりは面白い
冬は畑の土づくりの季節だ。 収穫しっぱなしの土に、次のタネをまいたり苗を植えつけたりしても、うまくは育たない。前の野菜の残渣(ざんさ)を掃除し、深く耕し、苦土石灰や堆肥をまいて、次の野菜を育…
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「日の差す方へ、明るい方へ」生き物はみなそういうふうにできている
家の日当たりのいい窓という窓に、父が種をまいた苗床がところ狭しと並べられている。 秋に種をまいたビオラやカンパニュラ、スイートピーなどが、翌年の春、地植えできる暖かさになるまで育苗されている…
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夕暮れの庭のBBQ、孫娘のじゃんけん…季節の思い出を記憶できる絵地図は宝物
しっかり記憶したつもりでも、実はあやふやで、畑のどこに何を植えたのか1年経つと分からなくなってしまうことがある。長野県松本市郊外の滞在型市民農園、四賀クラインガルテンに畑を借りた時もしばしばそういう…
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野菜づくりと虫、鳥、動物…にぎやかな世界に生きる楽しさ
野菜づくりをしていると、いろいろな昆虫とつき合うことになる。チョウやトンボ。どちらも可愛いし、飛んでいると庭や畑の景観に彩りを添えてくれるので、これはぜひ、いてくれたほうがいい。 ハチ類。と…
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指先を使う手仕事が喜びを紡ぎ出す 雑草抜きで嫌なことを忘れられる
野菜づくりはほとんどすべてが指先を使って行う手仕事だ。 種をまき、発芽した苗を植え替え、植え穴を掘り、植えつける。ジャガイモの芽かきをし、大きく育ったトマトに支柱を立て、麻紐で結んで固定する…
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フキノトウ収穫後に温泉でひと風呂浴びて春の風に吹かれる心地よさ
我が家はフキノトウが大好きだ。そこで3年前、種苗店からフキの苗を5株取り寄せ、自宅の近くに借りている畑に植え付けた。そのうち2株が活着し、毎年1月になると市販されているものよりはるかに大きなフキノト…
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「園芸家は土づくりをしている」という至言 我が家の女どもといったら…
なんというひどい土だ。こんなところで野菜が本当に作れるのだろうか。 長野県松本市郊外の滞在型市民農園、四賀クラインガルテンに畑を借りた時、私はそのあまりの状態に驚き、まずそう思った。 …
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ソラマメに乾杯! 神秘の営みが私たちに与えてくれる大地からの贈り物
10月から11月中旬にかけてはソラマメの種のまき時だ。3号ポットに用土を入れ、まずはたっぷり水をやろう。ソラマメの種にはお歯黒と呼ばれる部分があるので、そのお歯黒の部分を下にして種を斜めに用土に突き…
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野菜の残渣で「自家製堆肥作り」やめられない、止まらない!
たくさんの実りをもたらしてくれた夏野菜たちはもうとっくに枯れ果て、一株一株抜き取られて畑に積み重ねられている。 トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、ピーマン、ズッキーニ、バジル、パクチー。命を…
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冬越しのホウレンソウは野菜の優等生 驚くほど甘さを楽しめる
10月末はホウレンソウの種をまく今年最後のチャンスだ。 毎回言っているように畑は2、3週間前に、苦土石灰、牛糞堆肥、有機化成肥料などを散布してよく耕し、準備しておく。そして2、3週間たったら…