2022新春「笑」芸人解体新書
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「見取り図」は漫才・コント・バラエティー番組…走攻守揃った万能プレーヤー
ここ数年、テレビで大活躍しているお笑いコンビが千鳥とかまいたちの2組である。彼らはもともと大阪を拠点として活動していたが、ある時期に東京に移り、そこからじわじわと仕事を増やし、現在では冠番組を複数持…
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オダウエダはアングラ感たっぷりのナンセンスコントで「THE W」制覇
日本テレビと吉本興業が主催する女性芸人限定のお笑いコンテスト「女芸人№1決定戦 THE W」は2017年に始まった。優勝者は賞金1000万円に加えて、日本テレビの多くの番組に出演する権利を得ることが…
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「もう中学生」は有吉弘行の評価で再ブレークした“笑いのスナイパー”
もう中学生は、子供向け教育番組の「おにいさん」のような底抜けに明るいキャラクターで知られるピン芸人だ。イラストを描いた段ボールと手製の小道具を使った不思議な世界観のコントを得意としている。 …
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ヨネダ2000 芸歴4年目とは思えない鋭い笑いのセンスを持つ再結成組
昨年末のお笑い業界で、にわかに脚光を浴びた女性コンビがいた。小柄な清水亜真音と大柄な愛の2人から成るヨネダ2000である。見た目は、ほのぼのした雰囲気を漂わせているが、その鋭い笑いのセンスはあなどれ…
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「キングオブコント」王者の空気階段は“虫のような扱い”を見事はねのけた
昨年10月に行われたコント日本一を決める大会「キングオブコント」は「史上最高レベルの激戦」と言われた。過去最多の3015組の出場者の中から厳しい予選を勝ち抜いた10組のファイナリストが、ハイレベルな…
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モグライダーはM-1で爪痕を残し…長い雌伏の時を経て地上波に飛び出した実力派
「美川憲一さんって、気の毒ですよね」 昨年末の「M-1グランプリ」は、こんな衝撃的な一言から始まった。1番手として舞台に上がったモグライダーのともしげが無邪気にそう言い放つと、リーゼントで細身…
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ランジャタイ「考えるな、感じろ」の“特殊漫才”はハマったら抜け出せない
5~6年前にお笑いライブを見ていて気になった芸人がいた。おとなしそうな男2人が普段着のような服装で舞台に上がり、片方が自分の妄想の世界に入り込み、奇声をあげて舞台を跳ね回る。もう一方は棒立ちのままで…
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ヒコロヒーは「昭和の芸人」の雰囲気を漂わせる職人肌の2番打者
ぼる塾、3時のヒロイン、フワちゃんら、いま売り出し中の若手女性芸人は、明るく元気なキャラクターを売りにしている人が多い。そんな中で異彩を放っているのがピン芸人のヒコロヒーである。 「国民的地元…
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M-1惜敗オズワルドは純粋な“しゃべくり漫才”で歴史的傑作を披露 今年は大本命!
漫才の祭典「M-1グランプリ」では、決勝が行われる前に多くの人から優勝候補と呼ばれる「本命」が存在する。お笑い好きの間で、昨年末の「M-1」で最有力と言われていたのは、伊藤俊介(写真右)と畠中悠(同…
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錦鯉は長い下積みを経て…ついに史上最年長で「M-1」を制した“中年の星”
野球は筋書きのないドラマであると言われるが、漫才の祭典「M-1グランプリ」でも、毎年毎年、想像を超えた劇的な展開が待ち受けている。 20~30代のフレッシュな才能がひしめき合う昨年末の「M-…