水際対策緩和で蠢くベトナム人利権の闇
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(10)偽装留学生、斡旋業者、日本語学校…3者間で成立する絶妙なパートナーシップ
日本人であれば海外へ語学留学する際には、留学先となる学校や町を自ら選ぶ。そんな当たり前の自由すら、ベトナムなどアジア新興国から日本語学校へ入学する留学生にはない。在籍先の日本語学校の職員に鎖で拘束さ…
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(9)斡旋業者による書類の捏造が横行…学校を選ぶ自由がない留学生
在籍する日本語学校の職員から鎖で拘束される被害に遭ったベトナム人留学生のホアン君(21)。なぜ、彼はこの学校に留学することになったのか。 ホアン君はベトナム中部の都市、フエの出身だ。高校を卒…
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(8)職員が留学生を鎖で拘束した動画が話題に…日本語学校ではいじめが横行している
昨年12月4日、西日本新聞電子版記事で紹介された動画が、日本語学校関係者らの間で話題となった。スマホで撮影された15秒の動画には、ある日本語学校の職員がベトナム人留学生を鎖で拘束する様子が映っている…
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(7)与野党の国会議員を動かす日本語学校の政治力は小さくない
政府の水際対策によって外国人の新規入国が停止していた頃、緩和を求めて永田町で陳情を繰り返していた業界団体がある。一般財団法人「日本語教育振興協会」(日振協)をはじめとする日本語学校の団体だ。 …
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(6)留学生はコロナ禍で3年前の半分以下に…窮地の日本語学校を救った政策転換
コロナ禍以降の1年半で、一気に12万人近くが減少した留学生──。学校業界に与えた影響は甚大だった。 留学生1人が年80万円の学費を払っているとすれば、業界はざっと1000億円もの収入を失って…
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(5)年間2800億円をもたらす留学生たち コロナ直撃で学校業界は大幅減収
「新型コロナによりこの2年間、15万人の留学生が来日を心待ちにしている状況です。わが国の宝とも言える留学生が国民の安心を保ちつつ、円滑に入国できるよう『留学生円滑入国スキーム』を設け(中略)優先的に入…
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(4)外国人留学生「受け入れ再開」に一役買った大新聞とテレビ
「留学生」の受け入れを前面に押し出し、岸田政権が3月から踏み切った水際対策緩和。その実現に一役買ったのが新聞やテレビだった。 私が知る限り、最も熱心だったのが毎日新聞だ。毎日は昨年10月から「…
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(3)文科省の抗議で露呈…岸田政権「外国人留学生にも給付金10万円支給」の矛盾
<水際対策緩和 入国も困窮の外国人留学生に10万円支給決定 政府> そんなタイトルの記事が3月10日、NHK電子版で配信された。記事には、<水際対策の緩和に伴って入国した経済的に苦しい状況にあ…
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(2)岸田首相は留学生を「わが国の宝」とまで…対策見直しで強調された“受け入れ”の真意
2020年11月から翌21年1月にかけて外国人の入国制限が緩和された際、政府は「ビジネス関係者の受け入れ」が目的だと説明していた。まるでビジネスマンの出張でも受け入れるかのようだが、実際に入国した外…
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(1)ベトナム人を食い物に…「コロナ禍での鎖国反対」の大合唱に透ける“本音”
新型コロナウイルスの水際対策が先月1日から緩和されて、外国人の技能実習生や留学生の来日が本格化している。そこで息を吹き返すのが、外国人の受け入れで利得を得る連中だ。国籍別の技能実習生で最多のベトナム…