ポストコロナで飛び出す会社
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ファーストリテイリングは今後10年で「売上高10兆円」宣言! 賃上げと値上げはセット
カジュアル衣料ユニクロなどを展開するファーストリテイリング(東証プライム)の柳井正会長兼社長は4月13日の中間決算会見で、今後10年間で売上高を10兆円にすると宣言した。 柳井氏は会見で「過…
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カルビーが海外事業に軸足、グローバル企業に変身へ…経営トップ交代で変わること
スナック菓子最大手のカルビー(東証プライム)は4月1日付で経営トップが交代した。代表取締役副社長兼COOの江原信氏(64)が新社長兼CEOに就任。社長兼CEOの伊藤秀二氏(66)は取締役となり、6月…
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カゴメはトマトから“野菜の会社”へ…植物性由来「プラントベース」食品の開発を加速
「トマトの会社から野菜の会社へ変身」 コロナ禍に突入した2020年、カゴメの社長に就いた山口聡氏は、コロナをくぐり抜けるなかで野菜へのシフトをスローガンに掲げた。 カゴメはトマト関連商…
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「ヤマトHD」はEC配送の強化で増収も…外部委託費が膨らんで減益に
ヤマトホールディングス(HD)は2023年3月期(通期)決算(国際会計基準)を下方修正した。売上高にあたる営業収益は前期比0.9%増の1兆8090億円。従来予想を260億円下回る。営業利益は同21.…
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アイリスオーヤマが「Made in Japan」復活へ大きく舵 プラ製品を中国から国内製産に
生活用品大手のアイリスオーヤマ(本社・宮城県仙台市、非上場)は2022年6月出荷分から消費者向け6000品目の価格を1割以上引き上げた。家電では半導体などの調達難が続いているほか、祖業のプラスチック…
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ワークマンは値上げラッシュに追随せず 価格据え置きで「やせ我慢」経営の正念場
原材料価格や輸送費の高騰、急激な円安進行を理由にアパレル業界では秋冬商品が一斉に値上げされた。しかし、作業服大手のワークマン(東証スタンダード上場)は値上げラッシュに追随しない。 2022年…
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ワタミは焼き肉店への転換を進めたが…頼みの綱は「ワタミの宅食」
コロナ禍で最もダメージを受けた業態が居酒屋だといわれる。休業や時短営業、酒類の提供制限で、長いこと宴会がなくなった。 2021年3月、祖業の「和民」が姿を消した。焼き肉への看板の掛け替えが進…
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牛丼御三家で一人負けだった吉野家HDが回復の遅れをようやくキャッチアップ
牛丼御三家のなかで「吉野家」は一人負けの状態が続いていたが、ようやく回復。キャッチアップしてきた。 吉野家ホールディングス(HD)は2023年2月期通期の純利益予想を上方修正した。純利益は前…
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神戸物産が目指すは“食品スーパーのユニクロ”! 業務スーパーを全国に1000店以上展開
空前の値上げラッシュだ。2023年も7000品目の値上げが予定されている。 こうした中、低価格&大容量を武器に、全国で1007店舗(22年10月末時点)を展開し、株式の時価総額が1兆円を超え…
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年120店ペースで出店「コスモス薬品」がドラッグストア3強を追う 他社とは異なる独自戦略の強み
食品スーパーだけでなく、コンビニエンスストアから顧客を奪い取り、小売業界で“勝ち組”と評されてきたドラッグストアが転機を迎えている。新型コロナウイルス拡大下で、“巣ごもり消費”を取り込み、利益率の高…
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「セブン&アイHD」売上高は小売業界初の10兆円台へ 円安が追い風になったワケは…
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は売上高にあたる連結営業収益が2023年2月期に10兆円を超える見通しだ。国内の小売業で10兆円の大台に乗せるのは初めてだ。 連結営業収益は前期比33.…
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「セブン&アイHD」祖業のイトーヨーカ堂 かろうじて黒字を確保
9、10、11月は食品の値上げが秋の本番を迎えている。 スーパーなどの店頭価格にも、その影響は及んでいる。仕入れ価格が大きく上がり、上昇分を吸収しきれなくなったからだ。 空前の値上げ…
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日本マクドナルドHDがコロナ禍で外食産業の「勝ち組」になったワケ
日本マクドナルドホールディングス(HD、スタンダード上場)がコロナ禍で外食企業の「勝ち組」になった理由は、デリバリーとテイクアウト需要をしっかりと取り込んだからだ。 ■9月既存店売上高は4.9…
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「スシロー」“おとり広告”など醜聞噴出で客離れ…「プロ経営者」が逆風下の値上げに挑戦
回転ずし「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は2022年9月期(通期)の連結決算(国際会計基準)を下方修正した。 売上高にあたる売上収益は前期比16%増の…
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「日本ハム」コスト上昇分を転嫁できず減益へ 冬の季節に入ったハム業界のこれから
日本ハムは主力のソーセージを2月に続いて10月にも実質値上げをする。10月に値上げされる食品は年内最多の6500品目を超えることが帝国データバンクの集計(9月)でわかった。次の焦点は決算。特に利益だ…
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「山崎製パン」小麦粉の値上がりを低価格品の拡充で乗り切る
山崎製パンは7月1日出荷分から食パンと菓子パン141品目を値上げした。「ロイヤルブレッド」「超芳醇」「ダブルソフト」などの食パン85品目は出荷価格を平均8.7%、「ロイヤルバターロール(6個入り)」…
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「ハウス食品グループ本社」看板商品のカレールーを中国で増産する狙い
ハウス食品グループ本社は8月15日納品分から、カレールーなど家庭用181品、業務用298品の計479品を値上げした。税別の出荷価格や希望小売価格を5~10%引き上げた。油脂や香辛料などの原材料価格の…
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「明治HD」ヨーグルトで圧倒的な国内シェア サル痘関連でも注目
明治は、菓子やチーズ、レトルトカレーなど食品167品目を含め4~6月に値上げした。9、10月には冷凍食品などの価格を引き上げる。世界的な需要の増加や主産地の天候不順で原材料の価格が上昇している。物流…
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「味の素」主力製品の値上げを株式市場は好感 消費者の“受け取り方”にも変化
味の素株が6月24日の東京株式市場で一時、前日比214円(7%)高の3288円まで上昇し、5月上旬以来の高値をつけた。前日、家庭用の主力調味料などの値上げを発表し、収益の改善を期待する買いが入った。…
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「イオン」はPB3品目を値上げしたが…“価格凍結宣言”で消費者の心をつかむ
株式市場で値上げに踏み切った企業の株価が堅調だ。値上げでコスト増を補い、収益の下振れリスクを小さくしている、と投資家の多くは「値上げ容認派」だ。 しかし、黒田東彦・日銀総裁が6月の講演で「家…