東京五輪から1年 惨状の現場を行く
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【カヌー・スラロームセンター】迫力満点の人口渓流が秘めたる可能性に“辛口”取材陣も興奮
渓流をたくみな操船で滑り降りる──、それがカヌー・スラローム競技だ。スキーの大回転や馬術の障害のようにスピードと技を競うダイナミックな競技である。 東京五輪の競技会場となった江戸川区のカヌー…
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【東京アクアティクスセンター】流通倉庫のような建物から漂う強烈な「圧迫感」
既存の「東京辰巳国際水泳場」があるにもかかわらず、その至近に建設してしまったのが、五輪の水泳会場だった東京アクアティクスセンターである。 五輪の水泳会場の後利用は、開催各国が頭を悩ませる問題…
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【有明アリーナ】黒字経営が見込まれるが…“城郭”のような建物が発する無言のメッセージ
国立競技場に加え、東京都が整備した新規恒久施設の中で唯一の“黒字経営”が見込まれているのが有明アリーナである。 コンサートやイベント時の客席数は約1万5000で、日本武道館と同等のキャパシテ…
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【海の森水上競技場】映画やドラマの撮影舞台で人気上昇中 “陸の孤島”の意外なポテンシャル
東京臨海の辺境の地、お台場を抜けた埋め立て地の先の先。公共交通機関でのアクセスが極めて困難な“陸の孤島”に建設されたのがボート、カヌー(スプリント)競技会場だ。筆者が、五輪開催前から大会終了後の維持…
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【国立競技場】巨費を投じたのに…鉄骨、配線、配管ムキ出しの“超安普請”
年間赤字24億円。毎月2億円の無駄金だ。20代サラリーマン1000人分の月給を浪費している。 ■整備費1670億円、年間赤字24億円の「負のレガシー」 建て替え前の国立競技場は収入が9…