ロシア駐在員が見たプリゴジンの乱
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何もしていない反体制派を弾圧 まだまだ続くプーチン政権は何を恐れているのか?
民間軍事会社ワグネルの蜂起時、モスクワが平穏で、チャイコフスキー国際コンクールも続行した話をこれまで書いた。物騒なニュースを目にして「すわロシア崩壊」と真に受けた日本人もいるだろうが、首都は食料不足…
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「ワグネルに拍手」は支持の証拠? 現地の反応にあおられる日本メディアのお寒い隣国理解
ロシア人は知性でなく感性、客観でなく主観で物事を捉えようとする人々だ。欧米人とは国民性が違う。少なくとも2度の駐在生活で彼らを見てきた私はそう思う。 読者がもし旧ソ連圏を旅行したことがないの…
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ロシア国内でプリゴジンの“武装反乱”は「ピエロ」の絵文字で総括された
前回、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者による「プリゴジンの乱」の最中、首都モスクワが極めて静かだったとする自分の体験談を書いた。西側諸国の騒ぎ方が異常ではないかという問題提起も。 実際、…
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ワグネル反乱中でもモスクワ「赤の広場」前は平穏…チャイコン鑑賞から歩いて帰れた
白夜に近いその夜、私はモスクワ音楽院にいた。4年に1度のチャイコフスキー国際コンクール。ピアノ部門で日本人が2次審査に進んだとあって、大ホールに連日通い詰めた。仲良くなった音大生が大絶賛するロシア人…