世界の美食家が訪れる「予約困難な店」に行ってみた
-
「デプス・ブリアンツァ」(麻布台)は12席…予約困難店に行く裏技はあるのか
予約の取れない店に行くにはどうしたらいいのか? という質問はよく受ける。 前提として、日本の食文化の歴史は欧米と違い、高級日本料理店は戦後、カウンター割烹が主流で、最近はフレンチやイタリアン…
-
「金田中 庵」(銀座) 割烹カウンターで楽しめる料亭の味と女将の酒
いまの世の中、席数が限られているために予約が取れない料理店はたくさん存在するが、そのいっぽうで、いくら席が空いていても、予約を取らせてもらえない店というものも存在する。その最たる例が料亭だろう。日本…
-
「ふくい、望洋楼」のランチは格別! 福井の人気オーベルジュの味を東京で食らう
来年の3月に北陸新幹線は福井県まで延伸する。これまで「北陸の奥座敷」と呼ばれ、東京からの交通が不便だった福井まで一本で行かれるようになるわけだ。 拙書「ニッポン美食立国論」の中で私は、福井を…
-
「天よこた」(麻布十番)予約困難な天ぷら屋は何がどう違うのか
麻布十番の天ぷら「よこ田」は東京屈指の名店だった。かつて老舗グルメガイド「東京いい店うまい店」は4つ星を与え、こう記した。 <(主人は)日本の天ぷらの技術を先に進めている一人である。サイマキは…
-
「エレゾエスプリ」(北海道・十勝)生き物は一片たりとも無駄にしない料理人の哲学
はじめて「エレゾ」の料理を食べた時の驚きは、いまも忘れない。当時は渋谷区松濤の一軒家で時限的にオープンしている店だった。北海道の狩猟家集団が作るジビエ料理がウリだったが、正直に言って、セレブ臭と隠れ…
-
「立喰い鮨 優勝」(金沢)ミシュラン2つ星と立ち食い寿司のコラボ
先日、日経新聞主催の「Super DX Cuisine AWARD」の審査員を務めた。これは地方の飲食店のみならず、そこに食材を提供している地域の人々を表彰しようという趣旨のアワード。10のカテゴリ…
-
「Naz」(軽井沢)29歳のシェフがつくる“熟成鱒料理”の独創
軽井沢には年間800万人を超える観光客が訪れる。今夏もタクシーを呼べないほどの盛況だったが、彼らの多くはアウトレット目当て。高級別荘を持つ富裕層とはちょっと違うのだが、ここ数年、ワーケーションが提唱…
-
「YAKITORI 燃 es」(東京)マツコの世界で取り上げられた名店のヒミツ
コロナ禍のさなか、行われた「コロナが落ち着いたら行きたい国」アンケートで日本は世界一だった。「日本に行ったらおいしいものを食べたい」──誰もがそんなふうに答えていたが、実際、インバウンドが大挙して日…