あの話題の治療法 どうなった?
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ロシア生まれの身長を伸ばす手術「イリザロフ法」の今
先進の医療技術というと米国や欧州のイメージが強いが、旧ソ連やロシアにも優れた医療技術がある。そのひとつがイリザロフ法だ。ロシア人医師イリザロフが半世紀前に開発した画期的な骨折治療法で、骨折が治るとき…
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義歯やインプラントに代わると注目 「接着ブリッジ」とは
歯を失うと義歯か前後の健康な歯を削ってかぶせ物(ブリッジ)をするか人工歯根をあごの骨に埋め込むインプラント治療が一般的だ。それに代わる治療法がここ数年注目されているという。都内で歯科医院を経営する歯…
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削らない虫歯治療法と人気 「ヒールオゾン治療」はいま
「削らない虫歯治療法」のひとつがコレ。「塩素の7倍の殺菌力を持つオゾンを使って虫歯菌を殺菌し、再石灰化を促進することで虫歯を治療する」という。具体的には虫歯の部分にカップをかぶせ、外に気体が漏れない状…
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「にんにく注射」 本当に疲労回復に効果があるのか?
忙しいビジネスマンやOLの間で「疲労回復に効く」と評判の注射だが、最近はあまり聞かない。どうなっているのか? サラリーマンの病気に詳しい「弘邦医院」(東京・葛西)の林雅之院長が言う。 「スポー…
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75歳以上の脂質異常症治療薬で筋力低下や筋肉痛も
日本ではいままで心筋梗塞や脳卒中の予防と称して高齢者がコレステロールを下げる薬(スタチン)を服用するのは常識とされてきた。 実際、2014年の「国民健康・栄養調査」によると、70歳以上の24…
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切らずに治す包茎手術 対象は仮性包茎でやり方は3つ
男は意外に気が小さい。“大事なところにメスを入れるなんて恐ろしくて……”“切り過ぎて勃起時に痛みが出るのではないか”――。そんな不安から余分な皮を切除する包茎手術に尻込みする人は多い。そこで考えられ…
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歯科医に聞く お手軽価格の市販のマウスピースは大丈夫?
最近ネット通販で目立つ市販のマウスピース。「スポーツ用」「歯ぎしり防止用」「いびき防止用」など、用途別にさまざまな商品が売られている。その多くが数千円のお手軽価格であるため人気になっているが、果たし…
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「オルソケラトロジー療法」は近い将来子供にも解禁か?
就寝中に特殊なカーブを持つコンタクトレンズを装着することで角膜の形を変化させ、はずした後の裸眼視力を一定時間矯正させるオルソケラトロジー療法。ナイトコンタクトと呼ばれるこの治療法は日本に上陸して17…
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かつては子供の定番だった「扁桃・アデノイド手術」は今
「かつては子供の定番手術のひとつでしたが、最近は抗菌薬で抑えられるため以前ほど手術数は多くない印象があります。親御さんも扁桃もアデノイドもいずれ縮小することがわかってきているので、全身麻酔のリスクまで…
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便秘の根本治療とは…セレブに流行った「腸内洗浄」の今
女優や海外セレブの間で人気の「腸内洗浄」。肛門から大腸全体に温水を注入、洗浄して腸内環境を整えることで、便秘改善、ダイエット、美肌に効果を得るという。10年以上前から診療所などで行われているが、いま…
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【グルコサミン・コンドロイチン】米国整形外科学会は「変形性膝関節症に効果なし」
必要な医療だけを求め、無駄な医療には手を出さない――。医療費が高額な米国ではそのために「科学的根拠に基づいた治療」が求められる。それによって医療を変えようという運動が「賢く選ぶ」キャンペーンで、旗振…
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高濃度ビタミンC点滴 欧米でもう臨床試験が進んでいる?
米国で十数年前からがん治療法のひとつとして広がった治療法で、高濃度のビタミンCを静脈に点滴することで、がん細胞の動きを封じ込めるという方法だ。 2度のノーベル賞を受賞したライナス・ポーリング…
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「目の体操」で網膜剥離になる可能性も
以前、目を上下左右に動かすことは、目の老化防止につながり、健康にいい、とブームになったことがある。覚えている方もおられるだろう。 走るなどして筋肉を鍛えれば健康になる。それと同じでもっともな…
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PETによるがん検診は見逃しが多く単独では不十分
はやりすたりがあるのは治療法だけじゃない。診断法もまた流行がある。 がん検診の切り札といわれたPET検診もそのひとつだ。 PETは正式にはポジトロン・エミッション・トモグラフィー(ポ…
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知っておきたい 納豆が食べられる血液サラサラの薬もある
医学の進歩に伴い看護師が行う看護法も大きく変わった。そこで先週に続いて、関西圏の民間病院の看護部長に一般人でも知っておいた方がいい話を聞いた。 ●厚さ2ミリ以上の衣服に腕帯を巻いての血圧測定 …
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昔とは違う注射の作法 “もむ”のはNGな薬もある
医学の発達で、患者にとってもっとも身近な看護師さんが行う看護法も大きく変わりつつある。そこで今回は趣旨を変え、患者に身近な注射の作法について関西圏の民間病院の看護部長に聞いた。 ●注射後にもん…
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【歯科インプラント】人気治療「オールオン4」の不安材料
国民生活センターが「歯科インプラント治療に係る問題」とした報告書をまとめ、治療の問題点を指摘して5年余り。この間、インプラント治療を手掛ける歯科医師の技量不足や衛生管理といった問題点がクローズアップ…
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前立腺がん ロボット支援腹腔鏡手術で問われる手術センス
がん治療は手術・放射線・薬物療法の進歩から新たな時代を迎えている。泌尿器がんの手術についてはロボット支援腹腔鏡下手術が急速に広がっているが、限られた手術で、腹腔鏡下手術をはじめ人の手による手術が勝る…
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手術がポビュラーな白内障 予防薬はどうなっているのか
2003年、白内障について初の診療指針をまとめた当時の厚生労働省研究班が衝撃的な報告を行った。 白内障の進行を抑える目薬(一般名ピレノキシン、グルタチオン)や飲み薬(同チオプロニン、パロチン…
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美容系外科医が「レーシック手術」をダメにした
8年前に東京・銀座の眼科クリニックが集団感染事件を引き起こし、「危ない手術」とのイメージがついた近視を治すレーシック手術。いまはどうなっているのか? 「優れた眼科外科医の技術があれば、合併症は…