新型コロナでわかった不都合な真実
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都道府県でも違う 自殺が多い県少ない県は実像を表しているか
警察庁と厚労省では、全国の総自殺者数が異なっているだけではない。都道府県別の自殺者数も違っている。というのは、警察の統計は遺体が見つかった場所に基づいているからだ。 検視や遺体の保管、遺族へ…
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コロナ禍で急増中…警察と厚労省では自殺者数が異なる
新型コロナは心にも大きなダメージを与えることが分かっている。感染への恐れや先が見えない自粛生活への不安、日本社会を覆う閉塞感から気持ちがふさぎ込んでしまう。「新型コロナうつ」などという言葉を耳にした…
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厚労省と警察で異なる 「交通事故」の死者数は3種類ある
先日、2019年上半期の交通事故死者数を「1930人」と書いたところ、「1418人の間違いではないか」というご指摘をいただいた。ちょうどいい機会なので、この違いについて解説しておこう。 交通…
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流行期過ぎたインフル以外も…5、6月も死亡数の減少は続いている
人口動態調査には、今年の5、6月分の速報数が載っている。死亡数だけの簡単なものだが、それでも参考になる。1月からの累積死亡数は、次のようになっている。 ●2020年(1~6月) 69万958人…
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コロナ禍の影響は?減った「溺死」と増えた「老衰」
「溺死」も注目に値する。溺死といっても大半は高齢者で、しかも自宅の風呂で死んでいる。 入浴には、クスリと同等の降圧作用があることが知られている。高齢の高血圧患者は、血圧調節機能が衰えているため…
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同期比5600人減…高齢者の循環器疾患死はなぜ減ったのか?
コロナ禍で死亡が減ったのは、呼吸器系だけではない。実は循環器系でも、大幅に減っている。2020年1~4月期の死者は、2019年同期と比べて、約5600人減った。主な内訳は、次のようになっている。 …
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コロナ「禍」と呼べるほどの災禍なのか?死者は大幅減少
わざわざ「コロナ禍」というからには、それなりの人数が亡くなっているに違いない。しかしこの原稿を書いている9月11日時点で、新型コロナの死者は1412人で、「禍」というほどではない。コロナから別の病気…