ルポ 過熱する中学受験
-
難関校を目指す受験準備は5年生からでも十分…では模試はいつ頃から受けるのがベスト?
「難関校を目指す子どもを抱える家庭はサピックスに入らなければ合格できないという強迫観念に駆られてしまう」と話すのは個別指導塾経営者。半世紀近く受験業界に関わってきた人物だ。 中学受験の世界でナ…
-
慶応普通部“大躍進”の背景に「慶応ボーイ復権」か? 今年の入試で共学の中等部と正反対の“変化”
「今年の中学受験は上位校で大異変があった」と振り返る大手学習塾幹部が、まず挙げるのは桜蔭の受験者数の大幅減。1994年以来、東大合格者数トップ10を31期守り、女子中高一貫校では圧倒的な実績を誇るが、…
-
開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在
「合格者数の設定は担当者の腕の見せどころ」と話すのはかつて有名校で入試業務に携わった元教員。注目しているのは今年の開成の入試結果だ。「苦労している様子がうかがえる」という。中学定員300人に対し、合格…
-
麻布がデッドラインを死守したカラクリ…入試倍率“2倍”をギリギリでキープ
「腐っても鯛。まだ名前の威力は残っている」と半ば自嘲気味に安堵の表情を浮かべるのは麻布中学・高校の50代OB。自身の子どもも麻布に入れ、すでに卒業しているとはいえ、母校の動向には非常に敏感だ。 …
-
学習院の“受験者減少”に歯止めかかった! 悠仁さまの「筑付ご卒業」との関係は?
今年の中学入試日程が終了した。その結果に一喜一憂しているのは受験者や保護者ばかりではない。受け入れる側にとっても、非常に大きな意味を持つ。どれだけ優秀な生徒が確保できるかは学校の未来を左右する。そう…
-
“かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に
「いまだに御三家とはおこがましい」と話すのはかつて東大合格者数トップ10の常連だった武蔵中学・高校の関係者。開成や麻布とともに、私立男子校の代表格として60年以上前から御三家と称されてきた。「実態に見…
-
悠仁さまも入学の可能性があった“受験界の王者”筑波大付属駒場の「本当の凄さ」とは?
「彼らにはかなわない」 畏敬の念を込めて語るのは30代の開成OB。昨年まで43年連続で東大合格者数トップを守り「東の開成、西の灘」と称される超進学校だが、同じ男子校の筑波大付属駒場には「どうあ…
-
青山学院中等部の“激戦区”参入で立教、明治、法政への影響は? “オール青学”の結束も追い風に
首都圏の中学受験戦線がクライマックスを迎えようとしている。小学6年の児童数は減少を続けているにもかかわらず、中堅クラス以上の中高一貫校や大学付属校の難易度は横這いか上昇。受験熱は過去最高とも伝えられ…