自費出版でスタート「それからの三国志」が18万部超の大ヒット

公開日: 更新日:

 わずか800部からスタートした自費出版小説が出版社の目にとまって文庫化、累計18万4000部の大ヒット――。

 サラリーマンで三国志ファンだった内田重久氏(81)が書いた歴史小説「それからの三国志」(文芸社 上・下各580円+税)がそれ。

「三国志」の作品はさまざまあるが、その多くは三国志時代の前半50年が舞台で、後半は割愛されていた。しかし本書は、これまで描かれることのなかった三国志の後半が舞台。諸葛孔明の遺志を継いだ若き武将・姜維を主人公とした群像劇で、瞬く間に三国志ファンの間で話題になった。

「孔明の死後は、目立った英雄はいませんが、乱世を平和にしようとコツコツと仕事をした武将たちの姿に自分を重ねるサラリーマンが多いようです」(文芸社・広報部の田村氏)

 次作にも期待。


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  2. 2

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 3

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 4

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  5. 5

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  3. 8

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  4. 9

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  5. 10

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も