「日本史『意外な結末』大全」日本博学倶楽部著

公開日: 更新日:

 歴史上の人物たちの意外な「その後」や驚きの「結末」を紹介する歴史ウンチク本。

 例えばあの邪馬台国の卑弥呼。その死についてはさまざまな説があり、高齢だったために病死したとも、魏志倭人伝では卑弥呼の死の前に大乱が起きたと記されていることから戦死したともいわれている。本書では作家の松本清張らによる「霊能力を失ったために、民衆に殺された」という説を推す。その他、落馬による脳出血といわれる源頼朝の死の真相や、竹中半兵衛が信長の命に背いて人質だった黒田長政をかくまったが故に明治維新まで存続することができた竹中家と黒田家の知られざる絆など、古代から近代まで190のエピソードを収録。(PHP研究所 820円+税)




【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か