「日本史『意外な結末』大全」日本博学倶楽部著
歴史上の人物たちの意外な「その後」や驚きの「結末」を紹介する歴史ウンチク本。
例えばあの邪馬台国の卑弥呼。その死についてはさまざまな説があり、高齢だったために病死したとも、魏志倭人伝では卑弥呼の死の前に大乱が起きたと記されていることから戦死したともいわれている。本書では作家の松本清張らによる「霊能力を失ったために、民衆に殺された」という説を推す。その他、落馬による脳出血といわれる源頼朝の死の真相や、竹中半兵衛が信長の命に背いて人質だった黒田長政をかくまったが故に明治維新まで存続することができた竹中家と黒田家の知られざる絆など、古代から近代まで190のエピソードを収録。(PHP研究所 820円+税)