「日本史『意外な結末』大全」日本博学倶楽部著

公開日: 更新日:

 歴史上の人物たちの意外な「その後」や驚きの「結末」を紹介する歴史ウンチク本。

 例えばあの邪馬台国の卑弥呼。その死についてはさまざまな説があり、高齢だったために病死したとも、魏志倭人伝では卑弥呼の死の前に大乱が起きたと記されていることから戦死したともいわれている。本書では作家の松本清張らによる「霊能力を失ったために、民衆に殺された」という説を推す。その他、落馬による脳出血といわれる源頼朝の死の真相や、竹中半兵衛が信長の命に背いて人質だった黒田長政をかくまったが故に明治維新まで存続することができた竹中家と黒田家の知られざる絆など、古代から近代まで190のエピソードを収録。(PHP研究所 820円+税)




【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ