「アストロバイオロジー」山岸明彦著

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 アストロバイオロジーとは、地球外のどこかにいるかもしれない生命体についてあらゆる角度から研究する学問。本書は地球外生命の可能性を論じながら、アストロバイオロジーの最前線を紹介するサイエンステキストである。

 生物学者は宇宙人の存在に悲観的だが、天文学者や物理学者は楽観的だという。なぜなら、天の川銀河だけでも1000億個もの星があり、地球に似た惑星はいくらでもあるからだ。では、生命とは何か、どのようなものでできているのか。そして地球以外で探査する場合は、どのような生命を想定しておけばよいのか。生命の定義から起源、そして生命を構成する元素と分子が宇宙でどのようにつくられてきたかなどを解説しながら、地球外で生命が誕生する可能性や探査の方法を解説する。(丸善出版 2800円+税)


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