「うちの猫がまた変なことしてる。」(1~6) 卵山玉子著

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 夫婦と猫3匹が暮らす卵山家。保護猫譲渡会で出会ったトンちゃん(8歳♀)、シノさん(7歳♀)、一時預かりしている里親募集中のたねお(5歳♂)は3匹ともが中年だが、年々かわいさが増している。

 ある日、シノさんがにゃーんと鳴くので著者が「トンちゃんに内緒だよ」とこっそりオヤツを用意した。しかしシノさん見向きもせず去っていき、すかさずやってきたトンちゃんがポリポリ。著者は毎日のようにこの連携プレー詐欺にひっかかっている。

 そのシノさんはトンちゃんが大好きで、あるときトンちゃんの投薬シーンを見て食欲不振になり、嘔吐。一方、元気いっぱいのたねおは、お気に入りの段ボール箱に3カ月ほど入り浸り、とうとう箱は展開図に……。

 ゴミ箱からティッシュを持ち出したり、夫と著者とでは態度を変えたり、顔にお尻をくっつけるなど、個性的な3匹ならではのコミカルな行動に思わずニヤリ。「へんな行動」を描いた猫コミックエッセー。

 新しく仲間入りしたウーパールーパーへの反応、義家族の犬を預かった話ほか、秘蔵写真も大公開。

(KADOKAWA 各1210円)

【連載】コミックエッセーで読む「猫のいる生活」

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