「半沢」田宮社長・前川泰之が語る「アルマーニ」と「政井マヤ」
当時、前川さんは24歳で、学生時代に始めたモデルの仕事をそのまま続けていた。月に何十本という仕事が舞い込んでいたが、気がついてみると「チラシの仕事ばかりじゃないか」という状態だった。高校時代から「チェックメイト」「メンズノンノ」といった雑誌に親しみ、ファッションショーに憧れていた前川さんは好きな雑誌のモデルが所属していた事務所に移籍。オーディションを受け始めた矢先、アルマーニのショーという幸運が舞い込んだ。
「でも、それだけじゃないんですよ。アルマーニさんから<ミラノに来るか>と言われ、ボクを含め、5人が呼ばれたんです。後日、ミラノの事務所からファクスが届き、98年1月のミラノコレクションの仕事が正式に決まりました。それからミラノにはトータルで10回くらい出て、パリの別の事務所からも誘われて、パリコレにも出ることができました」
モデルとして活躍したのは30歳前後まで。07年には元フジテレビのアナウンサー、政井マヤさんと結婚して6歳の長女、2歳の長男に恵まれ、すっかり俳優業に邁進(まいしん)している。今も若々しい前川さんだが、写真を見たマヤ夫人は20代前半の超イケメンの夫を見て、改めて「若いね」と漏らしているとか。