「半沢」田宮社長・前川泰之が語る「アルマーニ」と「政井マヤ」
ところで、「半沢直樹」である。05年にTBS系ドラマ「夢で逢いましょう」で俳優デビュー。この時は右も左もわからず、「お芝居もままならないのによく出ちゃったな」と赤面するしかなかったそうだが、以後数々のドラマ出演を果たして、「半沢」というヒット作にめぐり合った。
「ボクが演じたタミヤ電機の田宮社長は天才肌ぶっているけど、何もできない人だなという印象。そういう人物をどう演じるか、自分なりに突き詰めてやってみました。見た方に<面白かった><ハマっていた>と言っていただけたのは励みになっています。まだ子供にはさすがにドラマは見せていませんが、この前たまたまボクが出張の時に息子が『半沢直樹』のワンシーンを見て、<パパ、大事な100円を取られて泣いてたね>って言ってたそうです。このドラマはアルマーニさんのファッションショーに出たのと同じくらい、ボクにとって大きな財産。11月で40歳になったけど、30代最後にいい仕事をさせていただき、今後の40代へのステップになればと思っています」
新年の初仕事は1月2日18時から一挙5時間放送、テレビ東京開局50周年特別企画の新春ワイド時代劇「影武者 徳川家康」。主演は西田敏行、前川さんが演じるのは家康の次男、結城秀康。
「武士として有能なのに家康、秀吉、結城家とタライ回しにされ、悲劇に見舞われる役です。西田さんとは初共演で、たくさん勉強させていただきました」