龍虎さん急死…中高年ハイカー「山の突然死」が増えている

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「若いころ、運動に自信があった人ほど、体は鍛えた方がいい、と思い込みがちです。また、心筋梗塞などの病気の予後には一般的に運動がいいとされていますから、ますます、頑張ってしまうのですが、ここでいう運動とは、血管の狭窄具合や心臓、呼吸器の機能、強さに応じて、『管理された運動』でなければなりません。現在は運動処方という概念が主流で、どんな運動をどれくらいやるのが適切なのかを医師が処方する。自分で『これくらいは大丈夫』と判断するのは危険です」(赤坂山王クリニック・滝口進院長)

 危険な時に前兆はないのか。

「心筋梗塞などの循環器系の病気は血管が弱っているので、脳など別の場所に病変が表れることもあります。ハイキングや登山は脱水が引き金となり、血栓が血管に詰まることもあります。考えられる前兆は動悸、息切れ、胸が締め付けられるような痛み。アゴのしびれや肩の痛み、脚がつるなど、呼吸器とは関係がなさそうな症状も危険信号です」(呼吸・循環器内科が専門の大学病院医)

 症状が表れたら119番すること。心臓の応急処置は人工呼吸ではなく心臓マッサージだ。病気持ちの人の単独登山は厳禁である。

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