龍虎さん急死…中高年ハイカー「山の突然死」が増えている

公開日: 更新日:

「若いころ、運動に自信があった人ほど、体は鍛えた方がいい、と思い込みがちです。また、心筋梗塞などの病気の予後には一般的に運動がいいとされていますから、ますます、頑張ってしまうのですが、ここでいう運動とは、血管の狭窄具合や心臓、呼吸器の機能、強さに応じて、『管理された運動』でなければなりません。現在は運動処方という概念が主流で、どんな運動をどれくらいやるのが適切なのかを医師が処方する。自分で『これくらいは大丈夫』と判断するのは危険です」(赤坂山王クリニック・滝口進院長)

 危険な時に前兆はないのか。

「心筋梗塞などの循環器系の病気は血管が弱っているので、脳など別の場所に病変が表れることもあります。ハイキングや登山は脱水が引き金となり、血栓が血管に詰まることもあります。考えられる前兆は動悸、息切れ、胸が締め付けられるような痛み。アゴのしびれや肩の痛み、脚がつるなど、呼吸器とは関係がなさそうな症状も危険信号です」(呼吸・循環器内科が専門の大学病院医)

 症状が表れたら119番すること。心臓の応急処置は人工呼吸ではなく心臓マッサージだ。病気持ちの人の単独登山は厳禁である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動