龍虎さん急死…中高年ハイカー「山の突然死」が増えている
大相撲の元小結で、「料理天国」(TBS系)の試食役として親しまれたタレントの龍虎(本名・鈴木忠清)さんが、家族とハイキング中に倒れて亡くなった。73歳だった。
8月29日、龍虎さんは家族4人で静岡県掛川市の事任八幡宮を参拝。271段の階段を上っている途中、「少し疲れたから、ゆっくり歩く」とペースダウン。しばらくしても追いついてこなかったため、妻の貴子さん(53)が、呼びに戻ったところ、龍虎さんが倒れているのを発見。息がなかったため、長男の規裕さん(20)が心臓マッサージを施し、病院に救急搬送したが、意識が戻らなかった。
中高年にすっかり定着した登山ブームだが、最近、龍虎さんのようにハイキング中に「突然死」するケースが増えている。スポーツ中の突然死は心臓病が7割以上。競技別ではゴルフ、ランニング、登山が上位だ。
龍虎さんは過去に心筋梗塞を患い、08年にもクモ膜下出血で倒れた。持ち前の体力で克服したと報じられているが、高血圧や糖尿病、循環器系の病気を患ったことがある人は軽い運動でも危ない。