迫真の“いびり芸”で注目 朝ドラ「まれ」の矢野陶子役って誰?
週間平均視聴率20%前後を堅調にキープするNHK朝ドラ「まれ」。先週の放送回から舞台を横浜に移し、土屋太鳳(20)演じる主人公の希が、世界一の菓子職人を目指す“本筋”を描いている。新顔の登場人物もゾクゾク出てくる中、主人公をムッツリ顔でいじめる女性パティシエ(写真)に目を奪われる視聴者が多い。修業先のオーナーパティシエ(小日向文世)、その妻(りょう)と息子(柳楽優弥)、男性パティシエ(お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓)とテレビで見慣れた面々の中で、彼女はほぼ無名。ネット上では「あの女優さんはダレ?」といった書き込みが後を絶たないのだ。
矢野陶子役の彼女は、柊子という芸名で奈良出身の23歳。所属事務所のHPには詳しいプロフィルはおろか、過去の出演作も載っていないが、演技力はなかなかのもの。20代前半にして、いびり女優の泉ピン子にも劣らない迫真の表情で見る者を引き付けるが、デビュー当時は「JK21」なるアイドルグループの一員だったという。
「JK21はポストAKB48の一グループとして、08年から関西を中心に活動。インディーズ時代から大阪・梅田にあるスタジオACTを中心に定期公演『アトリエクラブ』を開催しています。阪神タイガースの公式応援ソングを歌っていたこともあり、柊子さんは発足当時の中心メンバーとして頑張っていました」(アイドル専門ライターの岡島紳士氏)