阪神
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阪神藤川監督がリリーフ投手を酷使?いや、このやり方は面白い!さらなる成長を促す方法論
タヌキだな……と思った。2月の阪神の沖縄キャンプ。藤川球児新監督(44)に「抑えはどうするの?」と聞いた。 「まだぜんぜん決めていないんですよ」 新監督はこう即答したが、私は信じなかった。 後で聞けば、昨年11月の段階...
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今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した
東洋大がひとつの原点なら、もうひとつの原点は、高校である。 兵庫の宝塚シニアでプレーしていた中学時代、そこそこ名の知られた選手だった僕は、漠然と大阪の強豪・近大付属高校に進みたいと思っていた。父が同校出身で、よく練習を見に行...
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僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った
東洋大の恩師・高橋昭雄監督はバントが大嫌いだった。 しかし、勝ち切れない時期が続いたことで、生意気にも「スクイズをやったらどうですか?」と進言したことがある。すると、「バカ野郎!」とこう怒られた。 「なめてんのか! 野...
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青学大に落ちた直後、「今岡ならOK」と東洋大学入学が即決定。PL学園の底力を知った気がした
PL学園3年春、学校に「青山学院を受けろ」と言われ、合格は決まっていると思っていたセレクションでまさかの不合格。その後、「青山学院は(国学院久我山の)井口資仁(ダイエー)を取るから、同じ内野手は取らない」という噂を聞いた。 ...
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元巨人投手が指摘する阪神・佐藤輝明「三振王」だからこその脅威…《投手の立場からすれば…》
昨8日の甲子園が最も沸いたのは、背番号8が代打で登場した八回だった。1点を追う無死一塁の場面。歓声を一身に浴びて打席に立った佐藤輝明(26)はしかし、空振り三振に倒れ、甲子園は一転して大きなタメ息に包まれた。 この日、「コン...
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藤川阪神のリリーフ酷使に賛否…「連投数に制限なし」宣言で救援陣3人が70試合超ペースのフル稼働
「連投に制限は設けていないので」 阪神の藤川球児監督(44)は、巨人に3タテを食らわした6日の試合後にこう言った。 中継ぎの石井大智(27)が1-0で迎えた六回から登板して今季初の3連投。3月29日の広島戦ではイニング...
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PL学園から青学大へのスポ薦「まさかの不合格」の裏に井口資仁の存在…入学できると信じていたが
アトランタ五輪決勝は最強キューバの牙城を崩せず銀メダル。ただ、予選リーグ1勝3敗から4連勝して決勝へ。僕は控えから4試合目にスタメンに抜擢されると、最終的に4割以上の成績が残せた。完全燃焼した2位だった。 アトランタメンバー...
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阪神・佐藤輝明「打順降格・スタメン落ち」のXデー…藤川監督は「チャンスを与えても見切りが早い」
前日までの4試合16打席で10三振。安打は開幕戦で放った本塁打のみと、極度の不振に悩んでいた阪神の佐藤輝明(26)に待望の安打が出た。 2日のDeNA戦。1打席目は大貫の外角フォークに空振り三振を喫したものの、2打席目に同じ...
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1996年アトランタ五輪で僕に起きた2つの幸運…不謹慎ながら最初の頃は「負けろ…」と思っていた
ここからはアマチュア時代の話をしよう。 1996年のアトランタ五輪の日本代表メンバーが発表された時、僕は東洋大4年。この五輪には「幸運」が2つ訪れた。 もともと僕はメンバー外のはずだった。東洋大の4年間、代表に呼ばれ...
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阪神今季のカギは「岡田顧問を黙らせること」か…苦言や喝、ボヤキに「おーん」と言いたい放題
広島との開幕戦を4-0で制し、初勝利を飾った阪神の藤川球児新監督(44)。幸先よいスタートを切ったが、これからやるべき仕事がある。 「この日、テレビ解説を務めた前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)の“口撃”を封じることです」...
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拾われたロッテの入団会見では不覚にも泣きそうに…トライアウトからテスト生としてキャンプイン
「今岡にはプライドがないんか?」 2009年11月11日、周囲に批判を浴びながら、僕は12球団合同トライアウトを受けた。舞台は偶然にも阪神の本拠地・甲子園球場。当日は雨のため、室内練習場が会場となった。 プライドうんぬ...
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阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動
「個人の力がないベテランは必要ない」 阪神の藤川球児監督(44)は昨年の就任会見で、こう言って実力至上主義を唱えた。 そんな指揮官の方針もあってか、27日に公示された開幕一軍メンバーに、チーム最年長で通算124勝をマー...
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僕が引退試合を拒否した理由…阪神には愛着以上の感情も、野球を続けたい気持ちが勝った
前回「阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された」からつづく。 ◇ ◇ ◇ 「このままではユニホームを脱げない。もう一度、自分の気持ちをスカッとさせたい。一歩踏み出...
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阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された
2009年10月、阪神から戦力外通告を受けた。残された選択肢は引退するか、他球団へ移籍するかの2つだけである。 球団から最初に打診があったのは、2カ月前の8月ごろ。球団事務所に呼ばれ、「そろそろ引退してはどうか? 君はウチの...
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新戦力の台頭「ほぼナシ」の藤川阪神 開幕直前に異例のスタッフ配置転換で現場ピリつく
2年ぶりの優勝を目指す阪神は昨23日、オリックスに敗れて3勝5敗4分けでOP戦の負け越しが決まった。 先発した開幕3戦目の起用が有力な2022年ドラ2左腕の門別(20)が、6回途中2失点(自責0)で防御率0.00のまま、OP...
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監督に最も向いているのは「内野手」…捕手最強監督論に異議を唱えたい
投手、捕手、内野手、外野手ーー。プロ野球の監督はどこのポジション出身が向いているか。 歴代の阪神監督では、投手は星野仙一さんや藤川球児現監督、捕手は野村克也さんや矢野燿大さん、内野手は岡田彰布前監督、吉田義男さん、真弓明信さ...
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阪神藤川監督は胸中複雑? 才木浩人が大谷斬り!ド軍指揮官のベタ褒めは《社交辞令ではない》
メジャー挑戦を公言する阪神の投打の「顔」が昨16日、大谷翔平(30)擁する世界一軍団相手に猛アピールした。 この日の先発は、昨季チーム最多の13勝をマークした最速157キロ右腕の才木浩人(26)。初回、先頭の大谷に直球を続け...
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元阪神エース川尻哲郎とHカップ“グラない師”がコラボ! 占いユーチューブ番組スタート
「元阪神のエース」とHカップおっぱいが自慢の「グラない師」がコラボして、大谷翔平の活躍やペナントレースの行方を占う──。 東京・新橋の「タイガースタジアム」店主の川尻哲郎と鑑定歴7年、四柱推命の占い師「あみーぴー」が26日、お...
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阪神さえ丸裸にするカブスの本気度…2年目のカウンセル監督はデータ分析のテクニシャン
「彼らの素晴らしいところは、昨日は会(パーティー)を楽しんで、今日はみんな朝から準備していた」 こう話したのは、カブスの開幕投手・今永昇太(31)。14日、開幕シリーズに向けた記者会見で、同僚についてこう称した。 【写真...
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首位打者の03年と打点王の05年は、打ち方を180度変えていた。持論は「打率と打点は両立しない」
球場はなぜバックスクリーンがあるセンター方向が一番深いのか。それは投球をまっすぐ打ち返すことで最も打球が飛ぶからである。センター方向への角度とタイミングで打つことが打撃の基本。 簡単に言うと、バットをセンター方向へ放り投げる...
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「先頭打者本塁打」を量産した僕の頭の中身…1番打者が最も打てる確率が高いのは第1打席の初球
現代のプロ野球界は昔よりデータに縛られてプレーするようになった。最近、イチローさんがメジャーの野球について「データでがんじがらめにされて、感性が消えていくのが現代の野球」と警鐘を鳴らした。僕も同感である。もちろんデータを使うのは大事...
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阪神快腕ルーキー工藤泰成「1年目からの期待度」 昨秋育成ドラ1入団→支配下昇格で衝撃の156キロ
むしろ、こちらの方がインパクトは大きかったかもしれない。 昨11日の西武戦で2番手で登板した、昨年の育成ドラフト1位右腕・工藤泰成(23=四国IL徳島)である。 先発したドラフト1位の伊原(NTT西日本)の後を受けて...
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阪神2年連続で開幕権返上のトホホ…藤川監督はディスアドバンテージを跳ね返せるか
「(就任1年目の)開幕3連戦はすごく大事。絶対に勝たないと」 阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が10日の巨人戦のテレビ解説でこう力説した。 「執念みたいなのを見せないと。(自分は)めちゃくちゃ勝ちに行きました。...
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プロの世界で結果を出したいなら「常識逸脱」すべし…打撃は理屈じゃなく感覚で身に付けるもの
阪神の4番・金本知憲さんは、まさに「鉄人」だった。2004年7月の巨人戦で右手一本だけで打ったヒットは、今でも語り継がれている。 金本さんは前日の中日戦で左手首に死球を受け、左手関節打撲と診断される。のちに左手首剥離骨折と判...
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納会を1次会で退散したら…「何とっとと帰っとんねん!」金本知憲さんにガチ説教された
「今岡! あれで思い切り走ってたんか? あの打球でかえってこられんかったら優勝なんかできるか!」と、走塁でアウトになった僕は、金本知憲さんによく怒られた。ただ、遠征先ではよく一緒に飲みに行った。 金本さんから「誰か若いのを呼ん...
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来春WBC内定第1号に阪神・大山悠輔が極めて濃厚な根拠…“タダでは貸さない”藤川監督の圧力も
虎の主砲が緊急参戦だ。 侍ジャパンの阪神・大山悠輔(30)が昨5日に行われたオランダとの強化試合に「5番・一塁」で出場。2打数無安打1四球だった。 阪神からは大山の他に佐藤輝、石井も選ばれた。開幕前の大事な時期に主力...
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「血の入れ替え」で入団した金本知憲さんにはよく怒られた。何より凄まじかった1点の執念
2001年オフに野村克也監督の辞任を受け、中日の監督から間を置かずして阪神の監督に電撃就任したのが星野仙一さんだ。初年度はBクラスの4位に終わり、大胆な「血の入れ替え」を宣言し、当時の久万俊二郎オーナーを説得。阪神本社の「金庫」を開...
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いよいよ見えてきた阪神「藤川野球」の内幕…岡田前監督の逆を行く“ボトムアップ型”と“管理主義”
「藤川さんの野球をやってほしい」 阪神の藤川球児新監督(44)は昨年、球団から就任要請を受けた際、こう口説かれたという。 指導者経験ナシから就任し、キャンプも終了。徐々に「藤川野球」が見えてきた。 「一切、グラブ...
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【阪神】投手陣は充実も、決め手欠く正捕手争い…梅野隆太郎は肩が衰えているように見えた
阪神の宜野座キャンプは2月28日に最終日を迎えた。投手出身の藤川球児監督が就任し、どんな野球をやるのか、注目される。 開幕投手は村上に決まった。キャンプで投手コーチが「遅れている」と心配していた才木は、2カード目の初戦の先発...
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悪癖復活で大乱調の藤浪晋太郎…遠のくメジャー昇格、思い浮かべる“師匠の顔”
28日、マリナーズの藤浪晋太郎(30)がジャイアンツとのオープン戦に登板。5番手としてマウンドに上がったものの、先頭打者にいきなり死球をぶつけるなど、1安打3四死球の大乱調。1イニングもたず、4失点でマウンドを降りた。 1月...