メンズラブブーム継続も 新「おっさんずラブ」なぜ低調?

公開日: 更新日:

女性視聴者にとって大事なことは、ゴールじゃなくてプロセスです。連絡を取りたいのに取れずにすれ違いといった恋愛のもどかしさを楽しみたい。ところが、携帯電話が普及し男女間の恋愛はハードルが低くなり、ドキドキが薄れてきている。男女の障壁となると“不倫”になりがちですが、不倫ドラマはスポンサーが難色を示すケースがあったり、視聴者からクレームが寄せられる恐れもある。制作すること自体に“障壁”があるわけです」(テレビ誌ライター)

 LGBTに対する理解が深まった今なら、むしろMLドラマの方が女性ウケも狙えて作りやすいということらしいが、それではなぜ「おっさんずラブ」のシーズン2は低調なのか。前出の山下真夏氏はこうみる。

「シーズン1もシーズン2も、『はるたん(田中圭)』と『武蔵(吉田鋼太郎)』コンビのドラマであることは変わりませんが、シーズン1は脇役がすっとんきょうだったりクスッと笑えたり、多彩でしたね。はるたんに思いを寄せる武蔵の恋のライバルも、シーズン1で演じた林遣都さんの方が、シーズン2の千葉雄大さんより“引力”がある。コアなファンほど、林さんに対する思い入れは強い。どんなドラマでも脇に魅力的な役者さんを揃えられなければ、主役は光りません。ブームは続くと思いますが、それぞれのドラマがヒットするかは、制作サイドの力量次第でしょう」

 そりゃそうか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  2. 7

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  3. 8

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 10

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状