逆風からの好発進 おっさんずラブ続編で最も得するのは?

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 オッサン同士のピュアな恋愛を描き社会現象とまでなった、昨春放送の連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)。その新シリーズとなる「おっさんずラブ-in the sky-」が予想外の好スタートを見せた。

 2日に放送された初回は、平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)をマーク。前シリーズ最終回の数字を上回るばかりか、テレビ朝日・土曜ナイトドラマ枠の最高視聴率を更新し、ニュースサイトなどでも取り上げられた。放送開始前はキャスティングや設定変更をめぐって逆風が吹いていたが、フタを開けてみたら絶好調な滑り出しである。

■続編放送前は「名前使うな」の“大合唱”

 ここでその逆風について、簡単に振り返ってみよう。OL民(おっさんずラブファン)らによるブーイングの発端は9月27日、ツイッターおよび公式ホームページにアップされた制作発表だった。続編を待ちわびていたOL民にとっては吉報のはずだが、首をかしげるような内容だったのだ。ドラマの舞台は慣れ親しんだ不動産会社から航空会社に変更され、キャストも主人公の田中圭(35)と上司役の吉田鋼太郎(60)を除き、一新。メインキャストの要であり、田中をめぐり吉田と共に恋の三角形を描いていた林遣都(28)も出演しないというのである。

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