著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

「秋篠宮さまは小室圭さんと会わない」バイキング出演者の発言は推測と事実を混同

公開日: 更新日:

 近重氏は、秋篠宮さまと小室さんが会えるとしたら、「会見までの間に(小室さんが)なんらかの対応をされて、秋篠宮殿下がそれをお認めになったら」と付け加える。秋篠宮さまは4月の「小室文書」の説明を理解したからこそ、本日1日に結婚が発表されるのである。

 秋篠宮さまは納采の儀などは行わないと言ったものの、結婚は認めている。眞子さまを無一文でニューヨークに放り出すわけがない。「駆け落ち婚」でも、「追放婚」でもない。

 小室さんのご挨拶は、近重氏の言うような条件付きではまったくない。

 あるいは、フジテレビの宮内庁担当記者だけが「秋篠宮さま、小室さんとお会いしないご意向」という情報をキャッチして、「バイキング」はそれをもとにした番組を作ったのだろうか。それならば、ワイドショーではなく、ぜひストレートニュースとして報道していただきたい。

「バイキング」は、推察のレベルが曖昧な近重氏の情報を、ほとんど事実のように議論を進めていく。

■小室さん直撃はパパラッチ行為とは別のものなのか

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された