巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由…16日カブス戦にも登板予定
巨人の「マー君」こと田中将大(36)が16日に東京ドームで行われるカブスとのプレシーズンゲームに登板する。開幕2戦目に登板予定の左腕グリフィンとともにマウンドに立つ。杉内投手チーフコーチは「投手陣はガチで抑えにいく」と期待を寄せた。
田中将はかつてヤンキースで7年間プレー。日米通算200勝まであと3勝に迫っているが、昨季は楽天で0勝に終わった。巨人では久保巡回投手コーチによる「魔改造」と称される指導で、横振りになっていた腕を縦振りに改善するなど、投球フォームの修正に取り組んでいる。
前回登板となった2日のヤクルト戦では2回2安打無失点。オープン戦2試合で無失点とはいえ、まだ3イニングしか投げていないにもかかわらず、阿部慎之助監督(45)は早々と「6番目」「日曜日」とすでにローテ入りを明言した。
しかし、久保コーチはキャンプ中、「3カ月で見通しが立つ」と本紙に明かしていたが、本当にローテ投手として務まるのか。さる巨人OBがこう言った。
「2月1日からまだ1カ月ちょっと。久保コーチと取り組んでいる体の使い方は、だいぶ浸透しつつあるが、この前のオープン戦での最速は145キロで140キロ台そこそこがほとんど。全盛期の150キロ台とは言わないまでも、球速が140キロ台後半まで伸びてくるのか。今後、球数が増えても球速が安定するのかどうか。魔改造はまだ道半ばでしょう」