もはや叶姉妹はフツーに見える…芸能人「異次元の美意識」背景と行き着く先

公開日: 更新日:

 コロナ禍になり、芸能人の美意識が飛躍的に高まっている。

 写真をメインにしたSNS、インスタグラムを中心に、ネット上では日々「〇〇さんが美しすぎる」という話題があふれていて、最近の注目株は、今年末での休養を発表した氷川きよし(44)。髪もセミロングになり、美肌は女性たちの憧れの的に。

 また、美のカリスマと呼ばれる山咲千里(59)は、還暦を目前に少女のようなドーリー顔を披露し「別人すぎる」と話題。性転換したダンサーでタレントのkaba.ちゃん(52)はジェニファー・ロペス風ハリウッド美女路線に。

大衆よりも信者

 美白王子のMatt(27)もますます白さを増し、美容家のIKKO(60)はセクシー唇が加速。美容外科の力も借りてアンチエイジングをはるかに超えた、“異次元の美”へと向かっている。

 あの叶姉妹も今や「ファビュラス」と称賛され、フツーに見えてくるほどだが、心理学者の富田隆氏はこう言う。

「SNSで発信すると進化していく自分をコアなファンが応援し、認めてくれるためにますますハマっていきます。一般人からすると度を越えた美しさでもありますが、本人的にはわかってくれる人に認められれば満足で、氷川さんも大衆にホメられるより、自分の世界観を理解してくれる信奉者に支持してもらえるほうがうれしいのです」

 こだわりが過ぎると一般社会では理解されにくくなるのが常。美意識という究極の自己満足の行き着く先は「メタバース・仮想現実の世界かもしれません」(富田氏)というから、彼・彼女たちに美のゴールは存在しないのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  1. 6

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  4. 9

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  5. 10

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…