広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末
昨5日、広島のエース大瀬良大地(33)が2度目のブルペン入りで「戸郷フォーク」を試投した。
去る3日には、巨人の戸郷翔征(24)が、元広島の丸を通じて教わった大瀬良のカットボールを投じて話題になったばかり。球種を教え合った顛末について大瀬良に話を聞くと、意外な答えが返ってきた。
「(戸郷に)教えていいって言ってないんですけど! と思ってすぐに丸さんに電話をかけました(笑)。『交換条件として、戸郷君のフォークを教えてくださいよ!』と頼んだら、『もう戸郷から聞いてるよ』って、すぐに教えてくれました(笑)」
大瀬良によれば、昨年の球宴出場時、丸からカットボールの握りを聞かれ、惜しげもなく伝えた。それから半年以上経った先日、丸が大瀬良の得意球を戸郷に伝授した、との記事を目にして驚いたのだという。
かつて同じ釜の飯を食った先輩だから教えたのに、ライバル球団の、ましてエースに漏れ伝わるのは、「話が違うよ」というわけだ。
そんな中で入手した戸郷のフォークは、大瀬良のそれとは握りも投げ方も違った。昨季、戸郷が156奪三振でタイトルを獲得する原動力になったその伝家の宝刀は、「人さし指と中指で挟みすぎないこと」「リリースは後ろ」がポイントだという。