「ビックリハウス」元編集長・高橋章子さん 子育てと介護を経て今は「ペットの世話に1日3時間」
高橋章子さん(雑誌「ビックリハウス」元編集長/70歳)
1974年に創刊され、サブカルブームを牽引した月刊誌「ビックリハウス」(パルコ出版)。その2代目編集長に、24歳にして就任し注目された高橋章子さんは、テレビのコメンテーターやリポーター、エッセイストとしても活躍した。高橋さん、今どうしているのか。
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「33歳で『ビックリハウス』が休刊になって、『高橋章子事務所』を設立したでしょ。おもちゃ会社とタイアップして商品企画開発を手がけたり、大手の企業案内誌の制作、エッセー執筆、テレビ出演、講演とかをやってきた。今も昔もやる気マンマン、ずーっと変わらない。でも、今はそれをやらせてくれる場がないのよ」
世田谷区内のカフェで会った高橋さん、憤懣やるかたない様子でこう言った。
「ショックだったのは、この間、ある出版社で書きためた原稿を本にしたくて会議にかけてもらったの。そうしたら、『無名の人の本は売れない』だって! テレビも、今の現場の若い子たちは私のことを知らないから、声かけてくれないのよ」